文章を最大2倍早く読める「読書アシスト」のChrome拡張が無償公開されたので使ってみた
こんにちは、CX事業本部 IoT事業部の若槻です。
今回は、Webページを読むスピードを最大2倍向上させる読書アシストのChrome拡張を使ってみました。
読書アシストとは?
読書アシストとは、日本ユニシス社が提供している、文章の読みやすさを向上させるための技術です。
書籍やWebページに対して読書アシストを適用すると、文章の表示に対して次のような変換処理が行われます。
- 文章の改行を文節ごとに調節
- 隔行単位で背景色を付与
- 各行を階段状に字下げ
この科学的にデザインされた文章レイアウトにより、人間が文章を読む際の視点移動がスムーズに行われるようになり、文章を読む速度が向上するとのことです。
そして先日12/6よりこの読書アシストがWebページで使えるChrome拡張版が公開されました。なんと2021年12月6日 ~ 2022年2月28日の期間で無償公開となっています。というわけで早速使ってみました。
使ってみた
Chrome拡張の導入
Google Chromeブラウザに読書アシストの拡張機能をインストールします。
下記より読書アシストのChrome ウェブストアを開きます。
または、読書アシスト 公式サイトで[今すぐ使う!]をクリックします。
ストアページで[Chrome に追加]をクリックします。
[拡張機能を追加]をクリックしてChromeブラウザに拡張機能をインストールします。
これで読書アシストのChrome拡張をブラウザに導入できました。
Chrome拡張でWebページ変換をしてみる
まず、Developers.IOの以下のエントリのページで試してみます。
変換前のページは以下のようになります。
変換したいページを開いたら、読書アシストの拡張アイコンをクリックします。
すると変換処理が行われます。時間は変換対象のWebサイトによるかと思いますが、今回は数秒で終わりました。
変換後のページです。読書アシストによりレイアウトが変換されていますね。またサイドバーのバナーなどの文章はちゃんと変換対象外となっています。
ちなみにこのページには画像が何枚か貼られていたのですが、
変換後は画像が消えてしまいました。
図や写真を主なコンテンツとしたページへの利用には向いていないようです。(なんだか一昔前のRSSリーダーアプリを想起させますね。)ですがそもそもそのようなページを速読したいという状況はあまり無いかと思います。
もうひとつ、もっと文章量が多いAWSブログのページで試してみます。
変換前のページは以下のようになります。結構文字がびっしりで読み切るのに根気が要りそうですね。
こういうページを読むときこそ読書アシストの出番です。
Chrome拡張を適用すると、レイアウトが変換されました。読みやすさがぐっと増しましたね。またリストの記載はちゃんとリストのままなのも嬉しいです。
書籍も無償公開されている
Chrome拡張だけでなく、公式サイトではなんと読書アシストの変換が適用された書籍が24点ほど無償公開されています。(注:冒頭部分のみ)
期間は2022年1月までとのことです。書籍なのでWebサイト以上に一度に大量の文章を読むことになるため、読書アシストの威力をより実感しやすくなるかと思います。
参考
以上