文章を最大2倍早く読める「読書アシスト」のChrome拡張が無償公開されたので使ってみた

文章を最大2倍早く読める「読書アシスト」のChrome拡張が無償公開されたので使ってみた

Clock Icon2021.12.09 14:54

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こんにちは、CX事業本部 IoT事業部の若槻です。

今回は、Webページを読むスピードを最大2倍向上させる読書アシストのChrome拡張を使ってみました。

読書アシストとは?

読書アシストとは、日本ユニシス社が提供している、文章の読みやすさを向上させるための技術です。

書籍やWebページに対して読書アシストを適用すると、文章の表示に対して次のような変換処理が行われます。

  • 文章の改行を文節ごとに調節
  • 隔行単位で背景色を付与
  • 各行を階段状に字下げ

この科学的にデザインされた文章レイアウトにより、人間が文章を読む際の視点移動がスムーズに行われるようになり、文章を読む速度が向上するとのことです。

そして先日12/6よりこの読書アシストがWebページで使えるChrome拡張版が公開されました。なんと2021年12月6日 ~ 2022年2月28日の期間で無償公開となっています。というわけで早速使ってみました。

使ってみた

Chrome拡張の導入

Google Chromeブラウザに読書アシストの拡張機能をインストールします。

下記より読書アシストのChrome ウェブストアを開きます。

または、読書アシスト 公式サイトで[今すぐ使う!]をクリックします。

ストアページで[Chrome に追加]をクリックします。

[拡張機能を追加]をクリックしてChromeブラウザに拡張機能をインストールします。

これで読書アシストのChrome拡張をブラウザに導入できました。

Chrome拡張でWebページ変換をしてみる

まず、Developers.IOの以下のエントリのページで試してみます。

変換前のページは以下のようになります。

変換したいページを開いたら、読書アシストの拡張アイコンをクリックします。

すると変換処理が行われます。時間は変換対象のWebサイトによるかと思いますが、今回は数秒で終わりました。

変換後のページです。読書アシストによりレイアウトが変換されていますね。またサイドバーのバナーなどの文章はちゃんと変換対象外となっています。

ちなみにこのページには画像が何枚か貼られていたのですが、

変換後は画像が消えてしまいました。

図や写真を主なコンテンツとしたページへの利用には向いていないようです。(なんだか一昔前のRSSリーダーアプリを想起させますね。)ですがそもそもそのようなページを速読したいという状況はあまり無いかと思います。

もうひとつ、もっと文章量が多いAWSブログのページで試してみます。

変換前のページは以下のようになります。結構文字がびっしりで読み切るのに根気が要りそうですね。

こういうページを読むときこそ読書アシストの出番です。

Chrome拡張を適用すると、レイアウトが変換されました。読みやすさがぐっと増しましたね。またリストの記載はちゃんとリストのままなのも嬉しいです。

書籍も無償公開されている

Chrome拡張だけでなく、公式サイトではなんと読書アシストの変換が適用された書籍が24点ほど無償公開されています。(注:冒頭部分のみ)

期間は2022年1月までとのことです。書籍なのでWebサイト以上に一度に大量の文章を読むことになるため、読書アシストの威力をより実感しやすくなるかと思います。

参考

以上

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