VimWordPressでpython-markdownのextensionを設定できるようにしてみた
はじめに
WordPressへの投稿にVimWordpressを利用すると、Workpressのmarkdown変換ではなくpython-markdown経由となります。python-markdownの拡張は多種多様なのですが、VimWordpressはpython-markdownの拡張指定には対応していない状態でした。
VimWordpressは長らく更新されておらず、今後の更新も見込めないため、自力で対応してみました。
VimWordpressの仕組み
vimから動かすのだからvimscript、かと思いきや実体は拡張子がvimのPythonスクリプトでした。拡張子とシンタックスが一致しないため、検証時の動作が色々想定外の挙動で一苦労します。
既存のWordPress指定用設定をいじると予期せぬ動作の原因となるため、python-markdownのオプション指定用ファイルを別途用意させる形としました。
設定方法
haoyayoi/VimWordpress及びmarkdown用extensionの導入と、~/.vimpressenv
に設定を追加するだけです。
extensionのインストール先はvim用のpipにする必要があります。
% pip install git+https://github.com/jambonrose/markdown_subscript_extension.git % pip install git+https://github.com/jambonrose/markdown_superscript_extension.git % vim path/to/dein.toml [[plugins]] repo = 'haoyayoi/VimWordpress' % vim ~/.vimpressenv [extensions] params=tables
~/.vimpressenv
のextensionsセクションへの指定は、params
にMarkdownのextensionオプションをカンマ区切りで渡します。
まとめ
python-markdownはmarkdownでメジャーなテンプレート設定をoption経由で指定することができます。
今回の対応でTableフォーマットが利用できることを確認しているため、毎回Tableタグを打つのが面倒だった方には特におすすめです。