VimWordPressでpython-markdownのextensionを設定できるようにしてみた

VimWordpressを便利に使いたい一心で、python-markdownのオプションを外部ファイル経由で指定できるようにしてみました。
2019.05.14

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はじめに

WordPressへの投稿にVimWordpressを利用すると、Workpressのmarkdown変換ではなくpython-markdown経由となります。python-markdownの拡張は多種多様なのですが、VimWordpressはpython-markdownの拡張指定には対応していない状態でした。

VimWordpressは長らく更新されておらず、今後の更新も見込めないため、自力で対応してみました。

VimWordpressの仕組み

vimから動かすのだからvimscript、かと思いきや実体は拡張子がvimのPythonスクリプトでした。拡張子とシンタックスが一致しないため、検証時の動作が色々想定外の挙動で一苦労します。

既存のWordPress指定用設定をいじると予期せぬ動作の原因となるため、python-markdownのオプション指定用ファイルを別途用意させる形としました。

設定方法

haoyayoi/VimWordpress及びmarkdown用extensionの導入と、~/.vimpressenvに設定を追加するだけです。

extensionのインストール先はvim用のpipにする必要があります。

% pip install git+https://github.com/jambonrose/markdown_subscript_extension.git
% pip install git+https://github.com/jambonrose/markdown_superscript_extension.git
% vim path/to/dein.toml
[[plugins]]
repo = 'haoyayoi/VimWordpress'

% vim ~/.vimpressenv
[extensions]
params=tables

~/.vimpressenvのextensionsセクションへの指定は、paramsにMarkdownのextensionオプションをカンマ区切りで渡します。

まとめ

python-markdownはmarkdownでメジャーなテンプレート設定をoption経由で指定することができます。

今回の対応でTableフォーマットが利用できることを確認しているため、毎回Tableタグを打つのが面倒だった方には特におすすめです。