Visual Studio Mobile CenterでiOSアプリを配布してみた

2017.02.21

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

アプリ配布機能を試してみる

こんにちは!モバイルアプリサービス部の加藤潤です。
前回、VSMCを使ってiOSアプリをビルドしてみました。
今回はアプリを配布してみたいと思います。

VSMCは記事執筆時点でPreview版です。そのため、正式版リリース時には機能が異なる可能性がありますのでご注意ください。なお、Preview版の間は無料で利用できます。

1. アプリにユーザーを追加する

アプリを配布するには配布グループというユーザーの集合を作成し、そこに対してアプリを配布します。
しかし、配布グループにユーザーを追加するためには先にアプリに対してユーザーを追加しなければいけません。
※ アプリにユーザーを追加しなければいけない件に関して、公式ドキュメントに以下のような記載があります。

「You may only add existing app users to a Distribution Group. This is a temporary restriction that will be removed in the future.**」

一時的な制限であり、将来この制限は無くなるようです。

「Manage app」をクリックします。 add_user_001

COLLABORATORS の部分で招待したいユーザーのメールアドレスを入力します。 add_user_002

招待したユーザーにメールが届きます。 届いたメールの「Accept invitation」をタップします。 add_user_003

Usernameとパスワードを入力して「Register and join app」をタップします。 add_user_004

Safariが起動し、アプリの管理画面にアクセスできるようになりました。
add_user_005

2. 配布グループを作成する

配布グループはユーザーの集合です。テスターのグループ毎に作成してもいいですし、「ステージング版をテストする人達」のようにアプリのバージョン毎に作成してもかまいません。

「New Group」をクリックします。 create_new_group_001

グループ名とグループに所属させるユーザーを追加します。 create_new_group_002

グループにユーザーが追加されました。 create_new_group_003

3. アプリをアップロードする

次に、配布したいアプリをipaファイルにパッケージングしてVSMCにアップロードします。
ipaファイルの作り方は テスト用にアプリケーションをエクスポート(iOS、tvOS、watchOS)をご覧ください。

ipaファイルが作成できたら、「Distribute new release」をクリックします。 upload_binary_001

ipaファイルを選択し、What's newメッセージ(任意)を入力して「Next」をクリックします。 upload_binary_002

アプリの配布先グループを選択します。 upload_binary_003

「Distribute」をクリックします。 upload_binary_004

4. インストールする

Distributeを行うと、配布グループ内のユーザーにメールが届きます。
届いたメールのリンクをタップします。

install_001

Safariが起動するので「Install」ボタンをタップします。

install_002

インストールをタップします。

install_003

インストールされました!!

install_004

おわりに

今回はVSMCを使ってアプリを配布してみました。
Crashlyticsと同じようなステップでアプリを配布することが出来ました。

参考