VM Import/Export が 一部のレガシーOSについてのサポートを終了します(2026年2月)
ついに来てしまった、この時が
こんにちは、クラウド事業本部 コンサルティング部の荒平(@eiraces)です。
ついに、VM Import/Exportのドキュメント上のサポートOSについての記載に更新がありました。
正式なアナウンスやリリースノートの更新はどうやら無さそうですが、2025年12月あたりから記述はあったようです。
Starting from February 1, 2026, VM Import Export will begin deprecating support for i386 architecture and End-of-Life OS versions. This deprecation will start with Windows Server 2003 (all versions), Windows Server 2003 R2 (all versions), Windows Server 2008 (all versions), Windows 7 (all versions), Windows 8 (all versions), Windows 8.1 (all versions), CentOS 5 (all versions), CentOS 6 (all versions), CentOS 7 (all versions), CentOS 8 (all versions), Debian 6 (all versions), Debian 7 (all versions), Debian 10 (all versions), Fedora 18 (all versions), Fedora 19 (all versions), Fedora 20 (all versions), Fedora 37 (all versions), Fedora 38 (all versions), Fedora 39 (all versions), Oracle Linux 5 (all versions), Oracle Linux 6 (all versions), Red Hat Enterprise Linux 5 (all versions), Red Hat Enterprise Linux 6 (all versions), SUSE Linux Enterprise Server 11 (all versions), Ubuntu 12.04 (all versions), Ubuntu 12.10(all versions), Ubuntu 13.04 (all versions), Ubuntu 13.10 (all versions), Ubuntu 14.04 (all versions), Ubuntu 14.10 (all versions), and Ubuntu 15.04 (all versions).
原文だと見づらいので表にします。
| OS | サポート終了の対象バージョン |
|---|---|
| Windows Server | 2003, 2003 R2, 2008 (全バージョン) |
| Windows Client | 7, 8, 8.1 (全バージョン) |
| CentOS | 5, 6, 7, 8 (全バージョン) |
| Debian | 6, 7, 10 (全バージョン) |
| Fedora | 18, 19, 20, 37, 38, 39 (全バージョン) |
| Oracle Linux | 5, 6 (全バージョン) |
| Red Hat Enterprise Linux | 5, 6 (全バージョン) |
| SUSE Linux Enterprise Server | 11 (全バージョン) |
| Ubuntu | 12.04, 12.10, 13.04, 13.10, 14.04, 14.10, 15.04 (全バージョン) |
この動きに合わせてなのか分かりませんが、AWS Application Migration Service (AWS MGN)のサポート終了OSについても追加されていました。
以下の記事を更新しています。
これからどうするべきか?
AWS MGNが利用できなくなり、クラウドリフトにおける頼みの綱であったVM Import/Exportが終了したらレガシーOSはどうするべきでしょうか。
AWSでは移行の際にクラウド移行戦略(7R)という考え方があり、これに沿ってシステムごとに計画するのが基本です。(参考)

画像は以下 Black Belt の7R (p.16)を参考に少し改変しました。
廃止(Retire)
文字通り、システムを廃止します。利用者が少なくなってきていたり、無理やり塩漬けにされていて、ビジネス影響が少ないものから順にクローズするのが良いでしょう。
無理にクラウドで動かす必要がないものもあると思います。
保持(Retain) ※リスク高
システムを更新しないまま塩漬けにします。リスクを承知の上で稼働を続ける必要があります。
オススメはしませんが気持ちは分かります。
リアーキテクチャ(Rearchitecture)/ リファクタ(Refactor)
アーキテクチャを再設計し、クラウドに適用する形(Lambdaなどマイクロサービス)へ置き換えます。
時間や工数、費用、学習コストは掛かりますが、ここまでレガシーOSを引っ張ったので心機一転開発してみる、という例は見たことがあります。
リプラットフォーム(Replatform)
OSのアップグレードという選択肢ですが、アップグレードパスに含まれるOSもレガシーOSになっているなど、場合によってはインプレースアップグレードは詰んでいるケースがありそうです。
レガシーOSのままにしておかなければならないケースでは採りにくい選択かと思います。
リホスト(Rehost) ※不可になりました
VM I/EやAWS MGNを利用してOSをそのままAWSに移行、というリホストですが、これが今回実質的にレガシーOSにおいては採れない選択となりました。
サードパーティのバックアップツールで行けるのか?と思って調べましたがどうやら厳しそうで、有名なVeeamなどでもレガシーOSについてはサポートが順次打ち切られていそうです。
リロケート(Relocate)
リロケートは Amazon EVS に展開したVCF(vSphere)に移行するという選択肢です。
コストの壁が分厚いですが、そこさえなんとかなれば現実的に採れる選択かもしれません。
どうしてもリタイアできない、オンプレで更改も難しい、AWSに移行したい、という場合に Amazon EVS の存在を思い出してください。
個人的には、AIも発展してきているので「リアーキテクチャ(Rearchitecture)/ リファクタ(Refactor)」に挑戦してみるのも一興かと思います。POCから始めると良いかもしれません。
補助ツール代わりに利用できる AWS Transform Custom も登場しています。
おわりに
今回対象となったOSの区分的には i386 アーキテクチャのサポートをリタイアします、と読み取れるのですが、CentOS 8などはまだ新しいのに対象となっていました。
つまり、もうレガシーOSを使わないで、というメッセージを個人的には受け取りました。
約20年も前のOSをずっとサポートしてくれていた開発者の方々に感謝したいですね。
このエントリが誰かの助けになれば幸いです。
それでは、クラウド事業本部 コンサルティング部の荒平がお送りしました!








