[Matterport × Meta Quest 3] クラスメソッド日比谷オフィスを VR ウォークスルーしてみた

2024.03.20

こんにちは、CX 事業本部製造ビジネステクノロジー部の若槻です。

前回のエントリでは、弊社クラスメソッド日比谷オフィスの 3D モデルを、Matterport を使って生成しました。

この Matterport の 3D モデル(スペース)ですが、ブラウザでの閲覧だけでなく、VR によるウォークスルーにも対応しています。

今回は、その日比谷オフィスの 3D モデルの中を、ヘッドセット製品 Meta Quest 3 を使って VR ウォークスルーしてみました。

やってみた

日比谷オフィスの 3D モデルの中を、Meta Quest 3 を使って VR ウォークスルーしている様子です。

ヘッドセットの視線の動きに合わせて 360 度を見渡すことができます。また、ヘッドセットのコントローラーを使って、撮影ポイント間を移動することができます。

気付いた点

注釈表示などの機能は使えない

前回のエントリでは、ブラウザを使ってウォークスルーをする中で、3D モデル内に埋め込んだ注釈の表示などの機能を使うことができましたが、VR ではそれらは表示されませんでした。

他にもドールハウスビューやメジャー(計測)などの機能も使えず、VR 中はウォークスルーに特化したモードになるようです。

3D モデルの品質の良し悪しが顕著に出る

前回のエントリの通り、今回使用した 3D モデルは iPhone 12 Pro で撮影したものです。ブラウザでの閲覧時は手ブレや解像度の低さはそこまで目立たなかったのですが、VR の場合はその品質の低さが顕著に感じられました。撮影ポイント間のつなぎ目もとても目立っています。

以前に Meta Quest 2 で、Matterport DISCOVER で公式が公開している、専用カメラ(Pro 2、Pro 3)で撮影された 3D モデルを同様に VR で見ると品質の差は歴然としていました。

撮影した 3D モデルを外部に公開する場合は、やはり専用カメラで撮影することが望ましそうです。

おわりに

Matterport で作成した日比谷オフィスの 3D モデルの中を、ヘッドセット製品 Meta Quest 3 を使って VR ウォークスルーしてみました。

今回のように企業オフィスの 3D モデルを VR で見てもらうというケースはあまり無いかも知れませんが、下記のように「国立科学博物館」のような広い施設の場合は バーチャルツアー と銘打たれた非常にワクワクする没入体験を得ることができます。

VR ヘッドセットをお持ちの方は、国立科学博物館をはじめとした Matterport の VR ウォークスルーをぜひ試してみてください。

以上