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AWS Wickr とは
1 対 1 のチャット、グループメッセージ、通話、ファイル共有、画面共有などを容易に行える、エンドツーエンドの暗号化された企業向けコミュニケーションサービスです。
ネットワークやデータの暗号化、顧客が管理するデータストアに情報を保持できるためセキュリティを重視する業界固有の規制への準拠や監査ニーズへの対応が可能になります。また、権限の設定、時間経過や既読の有無で自動的にメッセージを削除できるエフェメラルメッセージングオプションの設定、セキュリティグループの定義など、データの管理を可能にする柔軟な管理制御を提供します。
また、AWS Wickr は、Active Directory（AD）、OpenID Connect（OIDC）によるシングルサインオン（SSO）などの追加サービスとも統合されています。AWS Wickr のネットワークは、AWS Management Console から素早く作成、管理できます。ボットを使用してワークフローを自動化することも可能です。
主な機能
メッセージ機能
1 対 1 またはグループメッセージを送信できます。送信したメッセージやファイルを一定期間（1 分～ 365 日）後に破棄する有効期限タイマーをエフェメラルオプションで設定可能です。
Burn-on-read(BOR)タイマーを設定すると、受信者がメッセージを読んだ後、自動的にメッセージを削除する Burn-on-read の設定ができます。BOR は部屋やメッセージごとに、デフォルトの有効期限とタイマーを設定することができます。
暗号化された最大 5GB のファイルや最大 1 分の音声メッセージも送信可能です。
通話
1 対 1 またはグループでの通話が可能です。AWS Wickr ルーム内で最大 100 名の参加者とエンドツーエンドの暗号化された音声通話やビデオ通話を行うことができ、ダイレクトメッセージ内で 1 対 1 の通話も可能です。
プレゼンターモードでは最大 500 名の閲覧のみの参加者を許可し、ホストのみがビデオ、オーディオ、画面を共有することができます。
1 対 1 の通話や最大 500 人までの電話会議で、画面の共有や情報の提示が可能です。
対応プラットフォーム
以下の OS でサポートされています。
- Microsoft Windows 10
- Apple macOS, version 10.13 and above
- Apple iOS, version 13.0 and above
- Android, version 8.0 and above
- Linux, Ubuntu, and snap package
料金
従量課金制で、ユーザー数と選択したプランに基づいて課金されます。
無料トライアル、スタンダード、プレミアムの 3 つの SaaS プランが用意されています。概要は以下の通りです。
- 無料トライアル: 最初の 3 ヶ月間のみ、個人および 30 ユーザーまで利用可能なプランです。
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Standard（1 ユーザーあたり$5）: 小規模から大規模のビジネスチームで、無制限のユーザー数で管理制御と柔軟性を必要とする場合に適しています。データは 3 ヶ月間保存されます。
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プレミアム（1 ユーザーあたり$15）: 最高レベルの機能制限、きめ細かな管理コントロール、データの保持を最初から必要とする企業向けです。データは期間無制限で保存されます。
目的に応じたプランを選択し、月払いまたは年払いでユーザーごとに料金を支払います。
また、AWS Wickr 企業のセルフホストソリューションとして導入することも可能です。
料金に関する詳しい情報は以下のページを参考にしてください。
利用可能なリージョン
AWS Wickr は 2022/11/29 現在、US East (N. Virginia) リージョンでのみ利用可能です。利用データも全て US East リージョンに保持されます。
制限
現在、AWS Organization 下のすべての AWS メンバーアカウントで作成できる AWS Wickr ネットワークは 1 つだけです。
References
詳細な利用方法や料金などは以下の公式ページから確認いただけます。
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