生まれ変わったPoderosa(Windows用SSHクライアント)を使ってみた
西澤です。Windows環境のSSHクライアント環境は何をご利用でしょうか?Tera TermやPuTTy等をご利用の方も多いと思います。今回は縁もあって、Windows以外のプラットフォームでの稼働も視野に入れた形で商用製品としてリニューアルしたPoderosaをご紹介したいと思います。
Poderosa Terminalとは
Windows環境でタブが使えるSSHクライアントとして、過去に利用したことがあるというメンバーが社内でも多かったのですが、昨年完全リニューアルされてバージョン5としてリリースとなったそうです。
Poderosa Terminalの特徴
公式ページに記載の特徴には、以下が挙げられていました。"あの映画のエフェクトも"ってのもすごく気になりますよね。
- 画面分割とタブ
- キャレットとアニメーション
- あの映画のエフェクトも???
それでは、早速使ってみましょう。
Poderosa Terminalを使ってみた
インストールは公式ページからダウンロードしてインストーラを実行すればOKです。今回はWindows8.1環境で試してみました。
遊び心に溢れたスタイリッシュなUI
まず最初に"かっこいい"という第一印象を持ちました。CUIを操る環境だからこそ、GUIに凝るというのがとても良いと思いました。フォントにもこだわっているそうです。
ジョークモードのようですが、"あの映画のエフェクト"もやはり一度は試さずにはいられませんでした。遊び心もあると触っていて楽しくなりますね。
AWS EC2接続用の機能も充実
AWS EC2環境用にIAMクレデンシャル連携で接続候補を自動的に表示してくれる連携機能もあります。AmazonEC2ReadOnlyAccessポリシーを使ってみたところ問題なく動作しました。これは便利に使えそうです。
AWS環境では、ログインサーバを限定する為に踏み台サーバ経由でVPC内のサーバにSSHログインするケースも多いと思います。これまでWindowsだと良い方法が無かったのですが、踏み台経由の接続機能があるのが嬉しいですね。
まとめ
新しくなったPoderosaは商用ソフトウェアですので、継続して使う場合はライセンス購入が必要となりますが、エンジニアなら誰もが使うシェル環境を楽しくしてくれる製品であると感じました。"世界最高のシェル操作環境を目指して"、今後はOS X版クライアントもリリース予定とのことです。
- 2017年春 Mac OS X 版リリース
- 2018~2019年 何らかのHMD環境向けにもリリース
フィードバック大歓迎とのことですので、興味が湧いた方はぜひ試してみていただければと思います。