[WWDC18][iOS 12] MapKit JSを使用してWebページ上に地図を表示する #WWDC18
はじめに
こんにちは。モバイルアプリサービス部の平屋です。
前回の記事「MapKit JSを使用するために必要な作業について」に引き続き、WWDC18で発表されたMapKit JSを扱います。
本記事では地図を表示する実装を紹介します。
本記事は Apple からベータ版として公開されているドキュメントを情報源としています。 そのため、正式版と異なる情報になる可能性があります。ご留意の上、お読みください。
検証環境
本記事は以下の環境で検証を行っています。
- macOS Sierra 10.13.5
- Google Chrome Version 67.0.3396.87
実装
さっそく実装を紹介していきます。
<!DOCTYPE html> <html> <head> <meta charset="utf-8"> <!-- [1] MapKit JSのスクリプトを埋め込む --> <script src="https://cdn.apple-mapkit.com/mk/5.0.x/mapkit.js"></script> </head> <body> <!-- [2] 地図用のコンテナを作成する --> <div id="map" style="height: 600px; width: 600px;"></div> <script> // [3] MapKit JSを初期化する mapkit.init({ authorizationCallback: function(done) { done("<Your Token>"); } }); // [4] Mapオブジェクトを作成する var map = new mapkit.Map("map"); // [5] 地図の表示範囲を指定する var tokyo = new mapkit.CoordinateRegion( new mapkit.Coordinate(35.6811673, 139.7670516), new mapkit.CoordinateSpan(0.04, 0.04) ); map.region = tokyo; </script> </body> </html>
[1] MapKit JSのスクリプトを埋め込む
script
タグを追加してスクリプトを埋め込みます。
[2] 地図用のコンテナを作成する
div
タグを追加して地図用のコンテナを作成します。id
は[4]で指定するものと同じidを指定します。
[3] MapKit JSを初期化する
init
メソッドを使用して初期化処理を行います。authorizationCallback
内で、前回の記事で作成したAuthorization Tokenを渡します。
[4] Mapオブジェクトを作成する
id
を指定してMapオブジェクトを作成します。
[5] 地図の表示範囲を指定する
Regionを地図に設定して、表示範囲を指定します。
さいごに
本記事では地図を表示する実装を紹介しました。
次の記事では地図上に注釈(マーカー)を表示する実装を紹介します!