チームでイエス・ノーゲームをやってみた話
本日 2022 年 2 月 10 日、息子を出産してから、ちょうど 1 年経ったかめです。
2 人育児でてんてこまいなせいか、時間の経過が速すぎて、えっ、もう 1 年…とただただびっくりしています。
さて、今回は、私が所属するチームで話の流れからなんとなく「イエス・ノーゲーム」をやってみて、これはチームビルディングにいいかもなぁと思った話の共有です。
イエス・ノーゲームとは?
イエス・ノーゲームとは、出題者が決めた答えをイエス・ノーで答えられる質問で絞り込んで当てるゲームです。
ゲームは、以下のような流れで実施します。
どんな流れでこのゲームをやったの?
私の所属するチームでは、毎週 1 時間ほどのチーム勉強会の時間を設けており、メンバーが順番に講師(発表者)となって、知識の共有をしています。
講師といっても、専門家である必要はなく、知っていることの紹介・共有というゆるい感じのものです。
今回は、講師役の方が受講した「アクションラーニング」についての話を聞いていて、私が「イエス・ノーゲーム」を連想したこと、勉強会の時間も余ったということから、試しにこのゲームをやってみました。
ゲームの様子
私が出題者となり、回答は「カブトムシ」にしました。
回答者には、順番で質問をしてもらい、以下のような流れになりました。
A さん:それは人ですか? -> No B さん:それは生き物ですか? -> Yes C さん:それは陸で生活しているものですか? -> Yes A さん:それは普段食べていますか? -> 私は No ですが、世界のどこかには食べている人もいるかも…? B さん:それは哺乳類ですか? -> No C さん:それは日本にいますか? -> Yes A さん:それは昆虫ですか? -> Yes B さん:それはカブトムシですか? -> Yes、正解です!!!
このゲームをやってみて、特にチームビルディングに良さそうだなと思った要素は以下です。
- チームで協力して答えにたどり着く = 何かを達成する経験になる
- 質問の仕方でちょっとだけ、それぞれのタイプがわかる
それぞれのタイプがわかるとは?
私たちは、このゲームを実施した後、それぞれがどんな質問をしたかや、どの質問が答えに近づくクリティカルな質問だったかなどを軽く会話しました。
その中で出た意見は以下のようなものです。
- A さんの「それは昆虫ですか?」は、正解に大きく貢献するクリティカルな質問だった
- 他の人の質問があったから、どんどん絞り込むことができた(正解に辿り着けたのはみんなのおかげ)
- A さんは、比較的身近なところから見ていくタイプ、 B さん、 C さんは広いところから見ていくタイプなのかも
- それが良い/悪いではなく、そういうタイプなのだということ
- 両方の視点があったことで正解に辿り着けたということ
- A さんは、苦手を強化したいなら広い視点で物事を見るように、得意を伸ばしたいなら広い視点は他のメンバーに任せて、近い視点の意見を出す形でチームに貢献という選択ができる
- 普段の仕事で考えると、自分に知識がないことを質問するときは最初の方の質問のように広く聞くことになる
- 逆に、知識があるもの = ある程度、形が見えるものだと、相手が Yes/No で答えられるくらい絞って聞ける
- 相手が答えやすくするためにも自分も知識をつけて、このゲームの後半のような質問をできるようにした方がいいなと思った
ゲームをして振り返りをすると、意見の中で出た「近いところから見ていくタイプ」、「広いところから見ていくタイプ」みたいなものが、なんとなく見えてきそうだなと思いました。
また、意見の最後の方に出た、普段の仕事で考えると…の部分は、最近よく見かける言葉で表現するなら「解像度」を高めるということかなと感じました。
イエス・ノーゲームの場合は、全くわからない無の状態から当てに行くので、質問をしていくことで徐々に解像度が高まり、答えにたどり着くイメージです。
そういう意味では、自身の思考を整理するときにも、「これは xx か? Yes/No 」というように自問自答していくといいのかもしれませんね。
皆さんも、チームビルディングのおともに「イエス・ノーゲーム」はいかがでしょうか?