Zennのコミュニティを立ち上げようとしています~中間報告~
誰に向けた記事か
- クラスメソッドのコミュニティ活動に関心をお持ちの皆さま
- Zennをご利用の皆さま
TL;DR
- Zennではコミュニティの立ち上げ準備中です。その中間報告です。
- 第一に著者の皆さまのための活動を考えています。
- 2025年初にZennのサイト上で正式発表できると思います。
前置き
新規事業部の小山です。新規事業部はクラスメソッドの自社サービスや生成AIのプロジェクトを担う部署で、私はZennの事業開発をしています。
Zennは技術者のための情報共有コミュニティです。主に技術ブログの投稿先としてご利用頂いています。もともと2020年に、個人開発者のcatnoseさんが作りリリースしたプラットフォームですが、規模の拡大に伴い2021年にクラスメソッドがサービスを取得し、以後はクラスメソッド内のチームが開発・運用しています。
コミュニティ立ち上げのきっかけ
過去にもZennでイベントやらないの?という話がありました。Zennの利用者数は増加しているようだし、何かイベントをやったらきっと盛り上がるのでは、という声です。運営チームとしても、ご利用中の方々と直接対話する機会が作れていないことが課題でした。
そんな最中、2024年9月に"DevRel/Japan CONFERENCE 2024"に登壇させて頂く機会がありました。どの登壇も素晴らしい内容でしたが、キーノートを担当された、当時はSnowflakeの、現在はCanvaのコミュニティを支えているKTさんの講演に刺激を受けました。ちょうど会場で、クラスメソッドのコミュニティ活動全般をサポートしているしんやさんにお会いしたので、Zennでもコミュニティをやれたらいいんですけどねと会話し、やがて立ち上げ準備が始まりました。
※DevRel/Japan CONFERENCE 2024の会場”docomo R&D OPEN LAB ODAIBA”は巨大スクリーンが印象的。
コミュニティの目的を考える
コミュニティを立ち上げる議論では、しんやさんからOWWHフレームワークを教わり、コミュニティのターゲットや目的などについて議論しながら具体化していきました。詳しくは正式な発表に盛り込めたらいいのですが、著者への感謝や称賛が主目的だとチームでは考えています。Zennを形作っているのは記事などのコンテンツなので、著者にうれしいことが起きる場にしたいです。そのほかにも、記事は書かないけれど読んでいるという方、Publication(Zenn上で運営される企業・組織のテックブログ)の管理機能を使っているという方、違反報告やトピック提案をしているという方など多様な立場で集まれて交流できることもイメージしています。
クローズドイベントを開く
Zennはアウトプットの場なので、世の中にある、アウトプットをテーマにしたコミュニティのイベントについても調査しました。イベントの形式としては、LT会やもくもく会が多かったのですが、Zennならではの取り組みもできそうだ、と案出しもしました。ただ、実際にご利用の皆さまのご意見と、社内で考えたことはズレるかもしれない。ということで、11月下旬に、Zennを活発に使っていただいている方々をお招きして、クラスメソッド日比谷本社でクローズドイベントを開催しました。イベント内ではZennのコミュニティでやりたいことや、そのメリットについて発散するワークショップを行いました。議論は盛り上がり、本編はあっという間に終了。懇親会も温かく楽しく、盛り上がりました。
クローズドイベントで感じたのは、Zennのイベントは待たれていたものであること、ブログの著者同士で集まって語らえるだけでも楽しそうだということ、著者へ称賛する機会はあったほうがいいということです。ご参加の皆さまの声も追い風に、チームでコミュニティの準備を進めます。
ご期待ください
コミュニティは2025年の初頭に正式に発表し始まる予定です。Zennのサイト上で告知します。ぜひご期待ください。