
ロボタクシー「Zoox」に乗って無人での公道走行を体験してみた #AWSreInvent
こんにちは、製造ビジネステクノロジー部の若槻です。
AWS re:Invent 2025 の開催期間中に、Amazon 子会社である Zoox の試験運行がラスベガスで行われていました。
今回は、その Zoox のロボタクシーに実際に乗って無人での公道走行を体験してきたので、その様子をレポートします。
配車依頼完了まで
Zoox の乗り場はいくつかあるのですが、re:Invent 会場からだと CONRAD が近かったので、The Venetian から歩いて向かいました。

CONRAD に到着したらスマホアプリで配車依頼を行います。アプリの導入方法についてはこちらの記事を参照ください。
アプリ上の地図から目的地を指定します。今回は ニューヨーク・ニューヨークを目的地に指定しました。

目的地を指定したら、決済が求められますが、試験運行なので無料となっています。

手配決定まで待ちます。この辺は Uber っぽい UX となっています。

配車が確定しました。7分後に到着予定とのこと。

ちなみに Zoox の乗り場付近にはカウンターがあり、スタッフの方が常駐しているようです。しかし特にやり取りなどすることなく乗車まで進むことができました。

乗車から降車まで
乗り場に Zoox のロボタクシーが到着しました。アプリで予約した番号の車両に乗ります。

アプリで操作をすると、ドアが自動で開くので乗り込みます。


車内は広々としていて、2人掛けの椅子が2つ向かい合って設置されています。運転席はもちろんありません。

タッチパネルからの操作でドアを閉めます。

タッチパネルからの操作で乗車をスタートすると、車両が動き出します。

車内で流れる BGM を変更できます。

空調も調整可能です。

緊急時の停止や通話もタッチパネルから可能です。

大通りに出るところです。この時の緊張感はなかなかのものでした。

大通りに出た後は50〜60km/hで走行します。ちなみに通行人の多いルートを避けたからなのか、ストリップ通りではなく1本西側の通りを南下するルートでした。

緊張の瞬間その2。合流して来る他の車をスピードを保ちながらやり過ごします。60km/h は出ていたでしょうか。

信号待ちの車列を認識してちゃんと列に入ります。

ここでスマホアプリを見ると、現在地や到着予定時刻が表示されていました。

目的地に近づいてきました。

最適な停車位置を探すモードに入ります。

停車しました。タッチパネルを操作してドアを開けます。

ドアはこのように横に跳ね上がって開きます。

降車できました。

降車後は同じ乗り場で直ぐに他の乗客が乗り込んでいました。
その他
Zoox の外観写真
リア。

サイド。

タイヤ。

天井4隅のカメラとセンサー。

有人?の Zoox 車両も走っていた
降車後に MGM グランド方面に歩いていると、有人運転の Zoox 車両も走っていました。

車両運行の監視や、センサー類の検証などを行っているのでしょうか。
おわりに
Zoox のロボタクシーに実際に乗って無人での公道走行を体験してきたので、その様子をレポートしました。
配車依頼から乗車、降車までの一連の流れを体験することができました。人間による一般的な公道走行並みの速度を出しながら安全運転が行われるので、初めは緊張しましたが、終えてみれば非常に快適な乗車体験だったと感じました。日本にも早く導入されることを期待したいです。
DevelopersIO には同じく Zoox の乗車体験記事として以下もありますので、併せてご覧ください。
以上






