会社のブログにたくさん寄稿して良かったこと

会社のブログにたくさん寄稿して良かったこと
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ども、大瀧です。
会社のブログ(Developers.IO)5年半で364本寄稿しそれを通して良いことがあったので、共有したいと思います。

記事の前提

  • 私はエンジニアなのでIT技術の記事をメインに書いてきましたが、営業や経営、バックオフィスに関する話題など様々なブログ記事でも同様と考えています。
  • 「会社の」ブログに書くことのメリットのみ触れます。ブログによる情報発信自体については記事の後半で触れます。

1. 社内メンバーに読んでもらえる

社内メンバーは、会社ブログの潜在的な読者としてブログ記事を読んでいることが多いです。共通の話題として、社内で見かけたときのオフラインな会話、チャットで話かけるオンラインな会話の両方のきっかけになります。リモートワークや複数拠点に分散する職場など普段顔を合わせないメンバーに声をかけるのは勇気がいるので、すごく助けになります。

専門的な内容であれば、他部署で同じようなことをしているチームとノウハウを共有する手法としても有効です。非同期で押しつけにならないところが良く、ナレッジ共有ツール(Confluence、esa.io、Scrapboxなど)との併用がお奨めです。業務に直結する設定値や手順はナレッジ共有ツールでドキュメントとして書き、そこから"See also"的にブログへのリンクを記述しブログ記事に手法としての考え方やメリット/デメリットをまとめておくと、ドキュメントが冗長にならずかつブログに意図やメッセージを込められ、上手く役割分担できる感じです。

2. 社外のみなさんに読んでもらえる

こちらは、自分が思っているよりもたくさんの方に見ていただけることが良いなと思っています。

AWS利用支援サービスのプリセールスとしてお客様に往訪すると、技術担当の方から「ブログ読んでます!」と声をかけていただけることが多いです *1。サービス紹介、技術支援の掴みとしては非常に助かっています。

プロダクトの再販、パートナーリングという観点から見ると、気になるプロダクトサービスをブログ記事に書くことでそれを手がける会社やコミュニティとのコネクションができるメリットがあります。ただ、手がける会社としては当然営業活動の一環として会社対会社でアプローチしてくるので、技術的な興味でブログ記事を書いている場合は先方にその旨を明確に伝えないとビジネスとしての落としどころを求められることになります(当たり前)。個人同士でコミュニティやプロダクトの関係者とゆるーく繋がる方が良いかな、と個人的には思っています。

おまけ: ブログ自体のメリットと書いてきた内容

一方で、個人ブログと会社ブログを問わず、ブログを書くこと自体のメリットとして以下があります。

  1. 事象の言語化、整理と理解が促進できた
  2. 新たな気づきがあった
  3. フィードバックが返ってきた
  4. 他の媒体への広がり
    • 紙/Webの執筆依頼が来た
    • イベント登壇の依頼が来た
    • 英語ブログへの翻訳/転載依頼が来た

SNSでの拡散などブログ記事をインターネットに露出させるにあたっては、個人ブログなのか会社ブログなのかの差異は特に感じませんでした。反響のある記事は、個人ブログでも会社ブログで同様に反響があります(ある程度知られた会社ブログには固定読者(いわゆるファン)がいるので、会社ブログだと底上げ分があります)。

また、IT技術についての記事だと、クラウドサービスにしろOSSにしろいわゆる本家の会社や公式のドキュメントが存在する横で、敢えて本家ではない立場でブログを書く意義を考えながら書いてきました。以下が挙げられます。

  1. 新サービス、ソフトウェアを試した結果の共有
  2. ドキュメントの補足、チュートリアル
  3. ドキュメントとは異なるユースケースの解説、検証
  4. 他のサービスやソフトウェアとの組み合わせ
  5. ノウハウ/まとめ

自分が書いていて楽しかったのは、後半の3,4,5ですね。会社ブログだとヨイショするプロダクトサービスの宣伝記事として機能や優位性をゴリ押しで書いてしまいがちですが、フラットな使用感や利用上の注意点など、ユーザー目線で記事を書く方が自分にとっても読者にとってもプラスになるはず、と思ってやってます。

まとめ

会社のブログにたくさん寄稿して良かったことを2つの観点でご紹介しました。ちなみに私は今月末で退社するのですが、引き続きゲストとしてDevelopers.IOに寄稿を続けるので、落ち着いたら社外ユーザーがDevelopers.IOに寄稿して良かったこともまとめたいなと思っています。

脚注

  1. 社歴が長いと個人名で識別されていることもあり、名刺を交換すると「あの大瀧さんだ」と改めて言われ照れてしまうのですが、それは置いておきます。