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東京出張でカプセルホテルに宿泊してみた

2019.11.08

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Guten Tag! 伊藤です。先月から今月にかけて、ベルリンから一時帰国して東京に滞在していました。

今回は出張で滞在しまして、クラスメソッドはカプセルホテルを強要するほどケチな会社ではありませんが、以前に関空で First Cabin に滞在して気に入ったので、今回は東京滞在のほとんどをカプセルホテルで過ごしました。

意外と良いですよということをご紹介します。

カプセルホテルの良いとこ

私が日本で滞在する上で求める条件は次の2点でした。

  • お湯に浸かれること
  • 他人から見えない自分のスペースがあること

一般的なホステルだと、ただの2段ベッドになっていて視界に人がチラついて、個人的には落ち着けません。トイレ、シャワー等は共同ですが、ホテルよりも共有施設・スペースが充実している場合があります。(ジムやプレイルームがある等)

一方、ホテルはプライバシーは守られますが、普通はユニットバスかシャワーです。あと高い。

カプセルホテルの場合は一人一人のベッドが一つの部屋(カプセル、キャビン)のようにカーテンやブラインドで区切ることができ、また日本のカプセルホテルはシャワーだけでなく大浴場がついているところもあります。設備もホテルより整っていることが多いです。ホステルの利便性がありつつ、よりプライバシーがあって、ホテルほど高くない、ちょうど良い!

泊まってみた

Booking.comHotel.com などのサイトで探してみると、検索結果に表示される施設が男性専用だったり、女性用の空きがなかったりと、性別のフィルターができず、結構探すのが大変でした。私が探した限り、大浴場があり、女性の宿泊ができる東京のカプセルホテルは以下3つがありました。

  1. First Cabin (チェーン)
  2. global cabin (水道橋)
  3. Centurion Cabin & Spa Tokyo (赤坂見附)(女性専用)

今回は、このうち 1. の2拠点と 3. に宿泊しました。

First Cabin Kyobashi

まず First Cabin には、異なる種類のキャビンがあります。主に3つ、一般的なホステルのようにキャビンが上段・下段で配置されるエコノミークラス、ベッド幅分の部屋が割り当てられるビジネスクラス、そしてベッド幅x2の広さの部屋が割り当てられるファーストクラスがあります。私は以前ビジネスクラスで十分満足だったんですが、今回は空きがあったのでファーストクラスに宿泊してみました。空室検索は公式サイトが便利です!

キャビン

廊下の左右にキャビンが並んでおり、写真では一番手前にファーストクラス、その先にビジネスクラスが並んでいます。各キャビンはパーティションを閉めることができますが、防災(?)の法令上、施錠ができません。代わりにベッドの下に鍵付き収納があり、写真の通りバッグ2個もろもろ入ります。ホテルの一室に比べたらかなりコンパクトですが、コートを掛けられ、テーブルがあり、スーツケースを広げることもできます。また写真手前、ベッドで寝転んだ時にちょうど見える位置にテレビがあり、壁のイヤホンジャックに繋いで視聴ができます。もちろんWi-Fi完備、速いです、できますリモートワーク

毎日清掃が入り、簡易スリッパ、部屋着、タオル、歯ブラシ、ボディタオル、も毎回支給されます。(毎日は不要だと思いました)

設備

ここでは、2階に受付とロビーがあり、その上に複数の男性用フロアと女性用フロアがあり、男性用・女性用でエレベータが分かれており、カードキーをかざしてボタンが押せるというハイテク仕様でした。各フロアでキャビンエリアや大浴場エリアに入るにもそのカードが必要です。女性用フロアは確か2、3フロアあり、そのうちの一つに大浴場&トイレエリアがあります。

足を伸ばして泳げるほど広い大浴場があり、また個室のシャワールームもあります。洗面では化粧品やコットンなどが揃っており、ドライヤーとヘアアイロンもあります。下の洗面の写真は First Cabin TKP Ichigaya のものですが、ラインナップは同じです。

もちろん洗濯機もあり、洗濯から乾燥まで、洗剤投入も不要の本当に全自動な洗濯機で感動しました。ドアロックもできて安心。

立地

宝町駅A6出口でエレベータから出て、ほんの1ブロックと近くて便利でした。東京駅まで歩け、周辺にはお店はたくさんありませんが、コンビニがあるのでロケーションはとても良かったです。

まとめ

私が宿泊した時期は、平日1泊6,000円前後でした。(ビジネスクラスの場合、1000円ほど安くなります。)ここはキャビン数に対する洗面台が少ないのか、人気で宿泊者が多かったのか、お風呂時間と朝のメイク時間に混雑して洗面台が埋まりがちでした。また立地上、スーパーが近くになくちょっとしたお土産の買い物などができませんでした。それ以外はとても満足で、ぜひまた利用させていただきたいです!

First Cabin TKP Ichigaya

キャビン&設備

ほぼ前述の通りで同じで、ベッドが同じくセミダブルで広々としていますが、エアウィーヴのマットレスを導入していて、なんとなく寝心地が良かった気がします!またトイレと洗面台がキャビンエリア手前の入口付近にもあって便利で、混雑も少なかったです。

施設はTKPビル1階のワンフロアで、女性エリアと男性エリアが異なる入口にあります。ロビーが広くて席がたくさんあり、リモートワークにも使いやすかったです。

立地

市ヶ谷駅のJRにも地下鉄にも程近く、周辺にコンビニ、スーパー、ドラッグストア、飲食店も揃っていて生活に便利でした。ただし駅の構造が複雑で、(※市ヶ谷という駅が)スーツケースを引いて行くには少し大変でした。

まとめ

私が宿泊した時期は、平日1泊5,200円前後でした。TKPオフィスビルの下にあるので、日中になってくると少し上の椅子を引く音などが気になりました。また全体的な施設設備は良いけれど、1つのフロアでキャビンエリアが広かったせいか、他の宿泊者の音が響いて聞こえやすく感じたので、音の鈍感な方にならオススメしたい場所です!

Centurion Cabin & Spa

ここは女性専用で、圧倒的に安く、立地が良く、そして細かな設備が整っていました!

キャビン

通常のホステル同様、2段ベッド仕様で、カーテンで区切られています。キャビンの壁などの素材によるものか First Cabin と比べると他のゲストの物音が聞こえにくかったように感じます。キャビンの広さはぴったり通常のシングルベッドサイズです。こちらも鏡、電源、テレビが各部屋に用意されていて、タオルも提供されますが、部屋着は有料でした。ただし、他にも生理用品、コンタクトの洗浄液など広い範囲のアメニティが100〜300円など安価にフロントで用意されていました。部屋の清掃とタオルの交換は無料ですが、申し出る必要があります。

ロッカーは部屋にはなく、同じフロアの洗面エリアに並んでいます。縦細でコートなどもかけると少し窮屈でした。

設備

ロビーには電子レンジやポットだけでなく、オーブントースター、水、お茶、コーヒーなども無料で提供されていて、活用している人も多く見られました。もちろん、ロビーもキャビンのフロアもWifi完備です。さらに、冷蔵庫も利用でき、かゆい所に手の届く良きサービスと思いました!

少し小さめですが大浴場ももちろんあり、化粧水などのアメニティも揃っています。さらに、サウナもあり、美顔スチーマーもあり、そしてこの足湯(厳密には暖かい粒?)もあってリラックスしながらリモートワークに勤しみました。

立地

赤坂見附駅から近く、近辺にはコンビニ、ドラッグストア、飲食店、カフェなどがたくさんありとても便利です。繁華街の中にあるので、カラオケなど外の喧騒がうっすら聞こえますが、そんなに気になりませんでした。

まとめ

私が宿泊した時期は、平日1泊2,900円前後でした。身長が高すぎて縦サイズギリギリだった私の場合は残念ながらキャビンがかなり窮屈で快眠できませんでしたが、通常の女性には問題ない広さだと思います。細かな設備が整っているので、身長問題さえなければ、友達などと泊まりに来たいと思いました!

おわり

以上、カプセルホテルのレポートでした。

ちなみに予約の空きがなくて最後2泊はホテルで過ごしましたが、やはり完全一人部屋っていうのは開放感があってホテルもホテルで良いですね。ただ一方でキャビンってのは狭くて結構ワクワクする空間ですし、洗面所や大浴場の設備も整っていますし、周囲の様子で夜寝なきゃとか朝起きなきゃとか思えますし、あと人の気配があって寂しがり屋さんにはうってつけですし、カプセルホテルぜひ試してみてください。

なお、大浴場を使いたいのでカプセルホテルに泊まっているという話を友人にしたら、ドーミーインスーパーホテルは大浴場や天然温泉を揃えているところが多いと教えてもらいました。次はぜひこっちにも泊まってみたいと思います。特に出張の方はぜひ!

それでは、Schönen Abend!