[Alteryx Designer:ツールのご紹介]セレクトツールについて

[Alteryx Designer:ツールのご紹介]セレクトツールについて

Clock Icon2020.04.28

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Alteryx絶賛勉強中のshoです。

はじめに

セルフサービス分析ツールであるAlteryxでは、製品に関する認定試験を受けることができ、初級から中級レベルの試験が、Alteryx Designer Coreとなっています。

Alteryxの認定試験の詳細については、こちらにて紹介しています。

Alteryx Designer Coreを受験するにあたっては、各種ツールの理解を深めておく必要があります。

今回は以下のページから、“セレクト”ツールについて学んで行きたいと思います。

セレクトツール(Select Tool)

セレクトツールは、以下の用途に使用するツールです。

  • データ型の変更
  • データサイズの変更
  • 項目名称の変更
  • 項目の並び替え
  • 項目の除外
  • 項目の説明の追加

以下のいずれかの方法でワークフローに追加します。

  • ツールの一覧から“準備”カテゴリにあるセレクトツールを選択し、キャンバスにドラッグ
  • キャンバス内にて、右クリックより“挿入”を選択し、“準備”カテゴリにあるセレクトツールを選択
  • 右上の検索画面にて“select”と入力し、セレクトツールを選択

今回は、クラスメソッドのオフィス情報が保存されているCSVファイルを取り込みました。

ここからはセレクトツールの機能について見ていきたいと思います。

データ型の変更

CSVファイルを取り込んだ場合、すべてのデータは文字列型として取り込まれます。

また、その他のファイルやデータベースからデータを抽出した場合においても、実際に使用したいデータ型とは異なる可能性がある場合、セレクトツールを使用してデータ型を変更します。

セレクトツールの設定画面を開き、対象のデータ項目のデータ型のドロップダウンメニューからデータ型を変更することができます。

日付が文字列型のままとなっていたので日付型に、東京駅からの距離が文字列のままとなっていたので数値型に変更しました。

データ型については下記エントリにて詳しく紹介されていますので、こちらをご確認ください。

データサイズの変更

CSVファイルを取り込んだ場合、すべてのデータは文字列型として取り込まれるためデータサイズが254となっています。

データの文字数が特定可能な場合は、その値に変更することでワークフローの処理を効率化させるができますので、重要なポイントとなります。

今回は、データ項目内に郵便番号情報があるので、そのサイズを指定してみました。

項目名称の変更

取り込んだデータにヘッダーがない場合やデータベースからデータを取り込んだ場合など、データ項目名称をわかりやすい名称に変更することができます。

緯度経度情報の項目名称が英語表記となっていたので、わかりやすく“緯度”“経度”と名前を変更してみました。

項目の並べ替え

取り込んだデータを集計、分析がしやすい状態にするために項目の並べ替えをすることができます。

対象の項目を選択し、上部に表示されている上下の矢印をクリックして表示順を変更します。

項目の除外

取り込んだデータに、集計や分析に不要なデータ項目が含まれている場合、より正確な集計や分析をするため、またワークフローの処理を効率化させるために項目をデータから取り除くことが可能です。

項目を取り除く場合は、データ項目の一覧の先頭に表示されているチェックマークを外してください。

その際、取り込んだデータ項目以外に“*Unknown”という項目がフィールドに表示されています。

この項目は、ワークフロー作成時には特に必要のないものですが、ワークフローを今後運用する際に、取り込み対象のファイルにデータ項目が増えた場合に、その項目も取り込み対象とすることができるため、非常に便利な機能となります。

データ項目がワークフロー作成以降も変更する予定がなく、また不要なデータ項目が取り込まれることを回避したい場合には、こちらの“*Unknown”というフィールド項目のチェックを外すことでセレクトツール以降の処理対象から外すことが可能となります。

項目の説明の追加

取り込んだデータ項目に説明を追加することができます。

各項目の説明を追加することによってワークフロー作成者以外にもその項目の用途が確認できるようになります。

今回取り込んだ緯度経度情報は、空間オブジェクトに使用するため補足説明を入れてみました。

セレクトツールのおさえておきたいポイント

改めてとなりますが、セレクトツールは以下の用途に使用することができます。

  • データ型の変更
  • データサイズの変更
  • 項目名称の変更
  • 項目の並び替え
  • 項目の除外
  • 項目の説明の追加

セレクトツールを使用することでよりわかりやすい項目に変更ができるだけでなく、ワークフローの最適化にも役立てることができます。

またこの機能は、セレクトツールだけでなく以下のツールでも実装されています。

  • 結合ツール(Join Tool)
  • 複数ジョインツール(Join Multiple Tool)
  • フィールド付加ツール(Append Fields Tool)
  • 最寄り地点検索ツール(Find Nearest Tool)
  • 空間マッチツール(Spatial Match Tool)
  • セレクトIn-DBツール(Select In-DB Tool)

最後に

Alteryx Designerのセレクトツールについて、まとめてみました。

セレクトツールで、データ項目を集計・分析しやすい形に準備した上で次の処理に移すのに役立ててください。

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