Challenge #51: Spatial County Coverage ~各群に占める店舗範囲の割合の出力~ – Alteryx Weekly Challenge

2019.05.30

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こんにちは。Alteryxサポートエンジニアとして勉強中のスズです。

Alteryx Communityで公開されているWeekly Challengeに挑戦するシリーズ。今回はChallenge #51: Spatial County Coverageに挑戦します。

動作環境

当エントリの執筆には、以下の環境を利用しています。

  • Windows 10 Pro
  • Alteryx Designer 2019.1.6.58192 英語版

Challenge #51: Spatial County Coverage

お題

今回挑戦するお題はこちら。

Input側には2つデータが用意されています。1つ目は店舗のデータ。緯度経度の情報が用意されています。

2つ目は群のデータ。各郡のPolygonデータが用意されています。

今回は問題が2問あり、Output側のデータも2つあります。1つ目は各店舗から15マイルの範囲を出力し、各郡の重複率を算出します。

2つ目は店舗全体がカバーする範囲を群ごとに出力します。

解答の全体図

今回作成するワークフローの全体図はこちら。

1問目の解答

店舗のデータにCreate Pointsツールを使用して、店舗データの緯度経度の情報からPointデータを作成します。

Trade Areaツールで各店舗から15マイルの範囲を出力します。

作成したデータはこちら。

今度は群のデータを処理します。Spatial Infoツールで各郡の面積(マイル)を出力します。

作成したデータはこちら。

準備した2つのデータを、Spatial Matchツールで結合します。

Spatial ProcessツールのCreate Intersection Objectを使用して、店舗データと群データの重複部分を出力します。

Spatial Infoツールを使用して重複部分の面積(マイル)を出力、Selectツールで不要な列を削除したのち、Formulaツールで計算します。店舗から15マイルの範囲と群の面積の重複している面積が、群の面積に対して占める割合を出力します。

Sortツールでデータの並べ替えを行い、結果を確認します。Output側のデータの数値とは完全一致とはいきませんでしたが、近い数字が出力できているようなのでこれでOKとします。

2問目の解答

2問目も1問目とほとんど同じ処理を行います。異なる点としては、Summarizeツールを使用して各店舗から15マイルの範囲を店舗ネットワークとして1つの面積として扱います。各店舗から15マイルの範囲を出力したPointデータに対して、SpatialCombineを使用して1つにまとめます。

店舗ネットワークのデータと群のデータを使用して、1問目と同じ処理を行っていきます。

結果を確認して完成です。

最後に

今回はChallenge #51: Spatial County Coverageに挑戦しました。

サンプルワークフローのご案内

クラスメソッドでご契約のユーザー様向けに、当ブログでご紹介したワークフローを専用ポータルにて公開しております。当エントリでご紹介したワークフローも公開予定ですので、ご参考にしていただきますと幸いです。

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