Lookerで作成したダッシュボード(または使用しているデータ)を共有する方法あれこれ #looker

お手軽シェアリング
2019.10.03

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こんちは。DA事業本部@大阪オフィスの玉井です。

BIツールで作成したダッシュボードは関係者に共有することが多いと思いますが、もちろんLookerにも共有機能はありまあす!というわけで、Lookerで作成したダッシュボードの共有の仕方をご紹介します。

作業環境

  • Windows 10 Pro
  • Google Chrome 77.0.3865.90
  • Looker 6.20

1回きりの共有(ワンショット)

現在のもの

これは単純。URLを共有します。ダッシュボードを開いた時に、Webブラウザに表示されているURLを共有しましょう。

任意の時のもの

上記は「いま現在の状態」のダッシュボードしか見ることが出来ません。フィルタ等を操作した「その時の状態」のダッシュボードを共有したい時は、別の方法をとります。

データをダウンロードして共有する

ダッシュボードを開いて、右上の歯車アイコンを選択します。

PDFかCSVか選択できます。PDFファイルを選択した場合は下記のメニューが出ます。ファイル名やPDFサイズを選んでダウンロードしましょう。メニューにもありますが、そのままWebブラウザで開くこともできます。

Single column formatをONにすると、Lookが縦一列に並びます。

Expand tablesは、スクロールするテーブル表のLookがある場合、スクロール分で隠れている分も全て展開します。

CSVの場合、別途メニューは存在せず、zip圧縮されたデータのダウンロードがいきなり始まります。

直接送付する

上記と同様、歯車メニューからSendを選ぶと、ダッシュボードを直接相手に共有できます。

送付先(サービス)が豊富なところがLookerの特徴ですね。Looker Actionで設定を追加することにより、連携先をさらに増やすことも出来ます。

下記はメールを使用してみた時のものです。送付形式はVisualizationを選択。メールの文章はInclude a custom message...を有効にして、そこに書き込んだものとなります。

ちなみに、メール機能を使うために、別途SMTPサーバーの用意・設定をする必要はありません。

定期共有(スケジューリング)

「関係者に毎週月曜日の朝に送りたい」みたいな、定期的な共有をしたい時が往々にしてあると思います。もちろん共有のスケジューリングもできます。歯車メニューからScheduleを選びましょう。

先程のSendにスケジュール機能がついた形になります。設定項目は読んだままのものばかりで基本的には簡単です。一つ面白いのは、スケジュールジョブが発動するトリガーを、定期的なものではなくDatagroup updateに変更できるところです。これはダッシュボードの元となっているLookMLで定義されているDatagroupに更新があったとき(ざっくりいうと定義されているデータに更新があったとき)にダッシュボードが共有されるようにできる…というものになっています。

細かいですが、事前に送信テストできるのがいい感じですね。

おわりに

今回の共有機能については、下記にリンク先のインフォグラフィックでまとめられているので、そちらもチェックしてみてください。

参考