[レポート] CEO&副社長が登場!!「Keynote: Welcome to Our Altered State」 – Alteryx Inspire 2018 #alteryx18

[レポート] CEO&副社長が登場!!「Keynote: Welcome to Our Altered State」 – Alteryx Inspire 2018 #alteryx18

2018年06月04日〜07日に開催された「Alteryx Inspire 2018」。2日目キーノートの「ビジョン」パートの内容をお届けします。
Clock Icon2018.06.11

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現地時間2018年06月04日(月)〜2018年06月07日(木)に米国アナハイムで開催されているAlteryxの年次カンファレンスイベント「Inspire 2018」。今回クラスメソッドからは計4人のメンバーが現地参加しています。

当エントリではイベント初日に行われた基調講演セッション「Keynote: Welcome to Our Altered State」について、その内容をレポートしたいと思います。

目次

 

セッション概要

キーノートセッションの概要は以下の通りです。

セッションタイトル:
 Keynote: Welcome to Our Altered State

登壇者:
 Dean Stoecker (Chairman and Chief Executive Officer / Alteryx)
 Ashley Kramer (VP of Product Management / Alteryx)

概要:
Have you ever wondered what it takes to Alter Everything?
It takes the right mindset, the right people, and the right technology.
Don’t miss our opening keynote where Dean Stoecker, President & CEO, and Ashley Kramer, VP of Product Management, will share inspiring, provocative stories and demonstrate how Alteryx is enabling organizations to break on through to the other side.
(あなたはすべてを変えるために何が必要なのか疑問に思いましたか?
適切な考え方、適切な人材、適切な技術が必要です。
Dean Stoecker(社長兼CEO)、Ashley Kramer(プロダクトマネージメント担当副社長)が、刺激的で挑発的な話を共有し、Alteryxがどのように組織を相手方に壊すことができるかを実演するオープニング基調をお見逃しなく。)

 

セッションレポート

キーノート開催会場は「ACC Arena」。時間前には会場入口に以下の様な形で今か今かと開場を待ちわびる参加者達。

開場&入場。ライトアップされた場内にテンションも高まります。

開場に合わせて、スタンバっていたバンドによる演奏も始まりました。「Doors」という名前で入場チケットにも記載のあった彼等。彼等は一体どういう人達なのでしょうか。

バンドメンバーによる演奏がひとしきり終わった後、本編開始を告げるかの如く、印象的な動画が流れ始めます。ディスニーやアニメ・映画等、アナハイムに関連があるトピックで目まぐるしく映像が切り替わっていきました。

 

DEAN STOECKER
(Chairman & Chief Executive Officier)

アナウンスされていたChairman & Chief Executive OfficierのDEANの名前が映し出されました。さて、どこから登場するのでしょうか...

じゃーん、なんとバンドメンバーの中のひとりが、実はDeanだったのでした〜!

意表を付いた登場で会場を沸かせた後は、スタッフに手伝ってもらいながら衣装をチェンジして行きます。この時間、何気に時間掛かっておりました...w

ここからが本編の本編です。

冒頭登場していたバンド「Doors(ドアーズ)」、こちらについては(アナハイムのある)ロサンゼルス出身の伝説的なバンドの姿を真似て演奏されていたものだったようです(※すみません、私自身このバンドは知らなかったもので、現地ではそんなにピンと来ていませんでした...)。DEAN自身彼等の事がずっとファンだったようで、それが今回の演出に繋がった形となりました。

70年代、「月に行く」というのは不可能に思えました。ですが今はそうではありません。「行く」だけで無く、「戻ってくる」のが大事です。「どうしたいか、どうなりたいか(What you want become)」と問い掛けて行くことで、「将来」を見ていくことが出来ます。

「何のため」に、目の前にある問題を解決していくのか。それが分からないと、分析(ANALYTICS)とは言えません。どうやってそこに辿り着くのか、という「ビジョン(VISION)を持つ事が大事です。会場の近くにはディズニーがありますが、あれも元々は何も無いところから、明確なビジョンがあって出来たものです。

Doorsのボーカリスト、ジム・モリソン(Jim Morrison)には「ビジョン」だけでは無く「熱意」や「パッション」がありました。彼は「ビジョナリー(visionary/先見の明のある人)」といえるでしょう。彼は「何でもAlter(変更)出来る」と信じ、1967年のアルバム発表をはじめ様々なビジョンを実現していきました。

ようこそ、Inspireへ!

会社のために、そして次世代のために、価値を見つけていけるように。

データサイエンティストの悩みとして多いのが「本来注力したい分析業務にリソースを避けていない」というものです。前処理に時間を割かれてしまう事で陥っている状態では「自分の仕事が嫌いだ」という形にもなりかねません。

もっと挑戦したい、もっとデータサイエンティストとして興奮したい。日々の生活や仕事を変えていく、デジタルジャーニーを変えていく、そんなソリューションを提供出来るソフトウェアを追求していきたいと考えています。

Alteryxはロゴを変更します。末尾のYとXにカラーを入れて強調させました。"全てにAlterする(Alter Everything)"という意味を込めています。

Alteryxを使って業務を改善した例を幾つかご紹介しましょう。ある企業では、毎月の予算の調整で48週間掛かっていたものが1時間で終わるようになりました。ある企業で、旅行者の感情分析に4日掛かっていたものが10分で、またSQLを用いた「フライトスケジュールの変換処理」では1.5週間掛かっていたものが20分で終わるようになりました。

Alteryxを使って「変わった」ユーザーについても幾つか紹介が為されました。

Alteryxは「MODERN PLATFORM」として生まれ変わります。「ポイント」でのソリューションでは無く、様々な面から、組織内にある「穴」を見つけて埋めていく、ビジネスをコントロールしていく事を目指しています。

「Workflow」「Connections」「Macros」「APPS&APIs」「Companies」、これら要素を連携させて行くことで、MODERN PLATFORMを実現していきます。

 

ASHLEY KRAMER
(Vice President, Product Management)

続いての登場はVice President, Product ManagementのASHLEY。Alteryxではカスタマーの声を直接聞き、製品の改善に活かすという事を重視しています。この考えを念頭におき、最高の仕事を続けていく事で組織において"Alter Everything"(全てを変える)していく事が出来るのです。AshleyはAlteryxでその活動を推し進めていくための5つの挑戦(Challenge)について説明を行いました。

#1:Unify Asset Inventory(資産インベントリの統合)

アナリストの37%が、データを検索する事に時間を費やしています。また20%は既にある資産を改めて作ってしまっています。この時間は無駄なものであり、既存資産を1つに統合する事でこの様な不要な時間を減らす事が出来ます。

資産の中から有用な情報を見つける、またその有用な情報をコラボレーションしていく為にALteryxでは以下の様な機能を提供しています。

  • Load Metadata(メタデータ情報のロード)
  • Asset Popularity(資産の利用状況)
  • Data Lineage(データの系統立て)
  • Business Glossary(ビジネス用語集)
  • Comment and Collaborate(コメントとコラボレーション)
  • Certify Assets(資産の認証)

#2:Analyze Disparate Data(異なる種のデータを分析)

64%のアナリストが、分析には異なる5種類以上のデータソースが必要と考えています。また、2020年までにデータ・サイエンスと高度な分析機能の需要が急増するとも予想されています。

これらのポイントを満たすべく、Alteryxでは以下の様な機能でアクションをサポートします。

  • New Data Connections(新しいデータ接続)
  • Python and HTML SDKs
  • More Intuitive Tool Experience(より直感的なツール体験)
  • Predictive Tool Updates(予測ツールのアップデート)
  • Interactive Data Profiling(対話型なデータの確認、内容・品質・構造の明確化)
  • Global Search Capabilities(グローバルな検索機能)

#3:Share Business Insight(ビジネスインサイトの共有)

3つ目は「ビジネス情報の共有」。よりセキュアに、よりシームレスに、組織内に知識を共有して行くための効率化を図っていきます。

情報の共有・効率化については以下の機能によりサポートされます。

  • Data Connections Manager(データ接続マネージャ)
  • Updated App Experience(アプリケーションエクスペリエンスの向上)
  • New Scheduling Experience(新しいスケジューリング)
  • Enhanced Administration(管理面の強化)
  • Seamless Cloud Deployments(シームレスなクラウド環境への展開)

#4:DELIVER REAL-TIME DECISIONS(リアルタイムでの意思決定を実現)

4つ目は「リアルタイムでの意思決定実現」。

課題を(数分で!)解決するためのビジネスクリティカルサイエンスモデルを作り上げるために、Alteryxでは以下の機能で作業を推進出来ます。

  • Deploy Predictive Models(予測モデルの導入)
  • Real-time Model Management(リアルタイムモデル管理)
  • Model Monitorging and Iteration(モデルの監視と反復)
  • Instantly Embed into Business Apps(ビジネスアプリケーションへ即座に導入)

#5: BRIDGE THE GAP(ギャップを埋める)

上記で言及した4つの「挑戦」を組み合わせて行くことで、より完璧なアナリティクスに導く事が出来るようになります。これが、今回我々が提唱した「Alter Everything」です。

Alteryx製品では以下の様な形で「あなたの分析を変えていく」事をサポートし、加速させて行きます。

事例を紹介しましょう。ShellではAlteryxをEnd To End Platformとして使っています。今はAlteryx Connectを導入しており、様々なソースから次の改善の一手を導き出しています。Alteryxはデータサイエンティストだけで無く、組織をサポートして行きます。

 

まとめ

という訳で、Alteryxカンファレンスイベント「Inspire 2018」キーノートセッション「Keynote: Welcome to Our Altered State」の前半部分レポートでした。

後半の技術的な部分については。別途エントリを分けて内容を紹介致します!お楽しみに!!!

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