Tableau 10.5新機能:傾向線に「累乗傾向線(Power Trendline) 」が追加されました #tableau

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はじめに

こんにちは。DI部のtamaです。

Tableau10.5の新機能に関するエントリを随時投下しております。

本エントリでは、10.5新機能の一つ「累乗傾向線」を見てみたいと思います。

「傾向線」に新しく追加された要素

「傾向線」とは

Tableauには「傾向線」という機能があります。

ビューにドラッグするだけで、回帰直線や回帰曲線を表示することができます。こう書くと難しそうな印象が強いですが、要するに「データの傾向を表した線」を描ける機能…と思っていただけると、スッと理解できるのではないでしょうか。(なので「傾向線」という名称がつけられています。)

傾向線を使うことで、そのデータの傾向を知ることが出来ます。傾向を知ることができると、そのデータの予測をすることもできます。

傾向線の基本的な使用場面

Tableauでは、線形や対数など、色々な傾向線が選択できます。
傾向を見たいデータに対して、ある回帰線で表せることが経験上予想できている(又は理論上それが向いている事を知っている)場合は、その傾向線を使用すればいいでしょう。 逆に、そういった事がない場合(そのデータに対する傾向を知らないor予想できない場合)は、色々な傾向線を試してみて、どれが一番最適なものかを探すことになります。
Tableauは、傾向線の切り替えが非常に簡単なので、どの傾向線が最適か、じっくり考えることができます。

「累乗」傾向線

Tableau10.4まで、選択できる傾向線は4種類ありました。(線形、対数、指数、多項)
この4種類に加えて、10.5では「累乗」というものが追加されました。これが10.5の新機能の一つ、累乗傾向線になります。

データの傾向に対して回帰線を引く場合、どれが最適かは結果を観察しながら決める…といったことを前述しています。今回、累乗傾向線が加わったことで、分析の選択肢が一つ増えました。

使ってみた

作業環境

  • MacOS High Sierra 10.13.2
  • Tableau 10.5

使用データ

実践

せっかくなので、累乗傾向線がバシッと合うデータでやってみたいと思っていたところ、Tableau公式の累乗傾向線の紹介で、「ケプラーの第3法則」を可視化していたので、今回こちらのエントリでも実際にやってみたいと思います。

第3法則(調和の法則) 惑星の公転周期の2乗は、軌道長半径の3乗に比例する。

ケプラーの法則 - Wikipediaより

上記「使用データ」に記載しているページより、惑星に関するデータを取得します。そしてTableauへ。

ケプラーの第3法則で必要なのは公転周期(Orbital Period)と軌道長半径(SemimajorAxis)なので、それらを行列シェルフに配置。さらに惑星毎にプロットしたいので、Planetをラベルにもってきます。

あとは、アナリティクスメニューより、傾向線→累乗を選択するだけです。

線が引けました。

P値が0.0001未満なので、累乗傾向線が非常に有意となっていることがわかります。

おわりに(まとめ)

10.5新機能の一つ「累乗傾向線」を見てきました。
Hyper等に比べると地味な機能追加ではありますが、分析における選択肢が一つ増えたのは、データサイエンス方面にとって大きいのではないでしょうか。

参考

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その他