Tableau 2018.3 新機能紹介:地図や散布図のマークタイプに「ヒートマップ」が選べるようになりました! #tableau

2018.09.03

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

先日2018/07/31にTableau v2018.2が正式リリースされましたが、このリリースに続く形で次のバージョンである「v2018.3」についてもベータ版の情報が展開され始めています。

当エントリで紹介する内容は2018/09/03時点でのベータ版の内容であるため、正式リリースの際には内容や情報が変更となっている可能性がありますのでご了承ください。

当エントリでご紹介するv2018.3の新機能は「地図や散布図のマークタイプに「ヒートマップ」が追加」です。

地図や散布図のマークタイプに「ヒートマップ」が使えるようになりました

地図の場合

Tableauでのデータの表示タイプの選択肢の中には「マーク」というものがあります。扱っているデータの要素をどの様な記号、形式で表示するかという部分を決めるものです。今回のエントリでご紹介する内容は、この「マーク」部分に選択肢が1つ増えた形となります。

早速、内容を確認してみたいと思います。まず1つ目は「地図上」で表示させた場合の内容です。「国土数値情報ダウンロードサービス」にアクセスし、「公共施設データ」のページにアクセスしてデータを入手します。

今回は神奈川県のデータをダウンロードしてみました。

ダウンロードしたデータはそのままだと文字化けが発生してしまうので、下記エントリを参考に文字化けを解消させておきます。

また、ヘッダ項目名が分かりづらい形になってしまっているので、関連ページの仕様を参考に、

カラム名を変更しておきます。

今回の情報は「ジオメトリ」が利用可能なものとなっていますので、「ジオメトリ」をダブルクリックします。また、そのままだと個別の情報として扱う事が出来ませんので、「名前」(=施設名)を詳細にドラッグアンドドロップしておきます。

この状態で、「マーク」カードの部分を見てみます。選択肢の中に、今回新しく使えるようになった「密度」が増えています。これを選択してみると...

以下の様に表示がボカした感じになりました。

「色」の編集で別のパターンに切り替えてみます。雰囲気良い感じになってきましたね!!

表示に際しては幾つかプロパティを変更する事でその内容をカスタマイズ出来るようです。「強度」を調整してみるとこんな感じに。

「不透明度」も色設定の中で調整が可能です。

また、「サイズ」を変更する事でボカし度合いも以下の様に調整が可能です。(※今回はジオメトリで試してみましたが、緯度経度のポイント情報でも同じ様な見せ方は出来ていました)

散布図の場合

もう一つの表示形式「散布図」での見え方についても確認してみます。サンプルデータを使ってこの様な散布図を用意してみました。これのマークタイプを変える事で、

以下の様な内容で表示する事が出来ました!

まとめ

というわけで、Tableau 2018.3の新機能「地図や散布図のマークタイプに「ヒートマップ」が追加」のご紹介でした。

今回追加されたマークタイプは若干毛色の異なる内容となりますので、Tableauを使った可視化において「表現の幅」が更に広がる事が期待されます。既存Vizも「ヒートマップ」で表示させる事で新たな発見があるかも知れないですね。