フィールドとチャートのタイプ〜Tableauでヒストグラムを作成する

2017.11.13

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はじめに

こんにちは。DI部のtamaです。

本エントリは、Tableau Desktop Qualified Associateの試験ガイド「評価するスキル」に関連する内容となります。

本エントリの概要

今回は、「評価するスキル」の一つ「フィールドとチャートのタイプ、以下を作成する方法とその使用場面を理解する」の、 ヒストグラムの作成方法と、その使用場面について、見ていきたいと思います。

guide

ヒストグラムとは

ご存知の方も多いとは思いますが、データの分布状況を一目で理解するために用いられるグラフのことです。一連のデータを、いくつかの区間に分けて可視化することにより、データの分布状況をわかりやすくします。

探索的にデータを分析する場面などで、まずはじめにヒストグラムを用いてデータの分布を確認する、ということも多いかと思います。 棒グラフと似ていますが、明確に異なるものなので、注意が必要です。(使い所も異なります。)

ヒストグラム - Wikipedia

Tableauにおけるヒストグラムの作成方法

Tableauには、ヒストグラムを簡単に作成できる機能がついているため、非常に簡単に作成することができます。

Tableau付属のデータ(サンプルスーパーストア)を使用してもいいのですが、事例などで何かとよく使われるデータなので、たまには違うデータを…ということで、ここは下記のWEBサービスから生成した疑似顧客データを使用します。疑似データを生成したら、それをTableauで読み込みましょう。 疑似個人情報データ生成サービス

画面右上の「表示形式」というところに、ヒストグラムの項目があります。これを選択すれば、基本的には、もう完成します。 1_b

ヒストグラムの項目を選択するために、必要な条件は以下の通りです。

  • 一つだけ「メジャー」が、(列か行に)設置してあること
  • ディメンションは設置されていないこと

数値の分布を知るためのグラフですので、メジャー1つのみが必要となります。

ですので、今回はメジャーの一つである「年齢」を移動させます。 2_b

そして、右上の表示形式から「ヒストグラム」を選択します。 3_b

ヒストグラムの原型は、この時点で完成です。あとは、分析の目的に沿って、項目を微調整していくだけです。 4_b

例えば、ヒストグラムの区分の幅を変えたいときは、ビン(ヒストグラム作成時に自動で作成されています。)を右クリックし、ビンサイズを変更することで、区分の幅を変えることができます。

5_b 6_b 7_b

ヒストグラムの使用場面

ヒストグラムを使用する場面としては、例えば以下のような場面が想定されます。

  • (例えば自社の)顧客の年齢層を把握する(顧客データ)
  • (例えば自社の)顧客は、一回の購買金額にどのくらいかけているのか(購買データ、顧客データ)
  • (例えば自社の)顧客は、一人あたり何回購買をしているのか(購買データ、顧客データ)
  • 購買回数のボリュームゾーンを知りたい場面は、特に多いのではないでしょうか。

おわりに

Tableauにおけるヒストグラムの作成は、とても簡単であることがわかりました。その簡単さとは反対に、データ分析においては重要なグラフですので、使い所をしっかりと把握しておきたいところです。

今後も、試験ガイドに記載されている事項を理解していくため、関連内容について、調査及び検証をしていきたいと思います。