[速報] Amazon S3 により低コストなストレージクラス「1 Zone 低頻度アクセス」が登場しました
こんにちは、菊池です。
現地時間、2018年4月4日に開催されている、AWS Summit 2018 San Francisco にて、S3 の新しいストレージクラス、One Zone-IA(1 Zone低頻度アクセス)が発表されました。
One Zone-IA ストレージクラス
One Zone-IAストレージクラスは、従来からあるStandard-IA(低頻度アクセス)に比べ20%安価で、地理的な冗長性を求めないレベルでの保護されたストレージクラスです。
東京リージョンでの利用料は以下の通りです。(Standard Storageは最初の50TBの場合)
ストレージクラス | 月額料金(GBあたり) |
Standard Storage | $0.025 |
Standard-IA | $0.019 |
One Zone-IA | $0.0152 |
使ってみた
早速、設定してみました。
オブジェクトのプロパティから、[ストレージクラス]を選択します。
[1ゾーンIA]が選択可能になっています。Standard-IAと同様、最短保存期間は30日、最低オブジェクトサイズ128KBという制限があります。
設定できました。ストレージクラス、1ゾーンIAとなっています。
まとめ
S3に、新たに安価な選択肢が提供されました。
通常はアクセスが少なく、さらにマルチAZでの冗長性が不要なデータが利用するターゲットになります。リージョン間でのレプリケーションなど、すでにStandardで保存しているデータをさらに他リージョンに保管するケースなどでは、低コストで利用することができそうです。