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【内容訂正】AWSが人工衛星と通信するための地上局 AWS Ground Station をリリース #reinvent

AWSが自前の人工衛星と通信できる地上局をリリースしました。

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

大栗です。

ラスベガスでre:Inventに参加中なのですが、AWSが人工衛星と通信する地上局をリリースしました。

当初の記事には事実誤認があったため全面的に内容を訂正します。当初の内容で人工衛星を利用できるかのような記載がありましたが訂正して地上局を利用できると訂正致します。

AWS Ground Station

今まで衛星通信を利用しようと思うと、長期的な契約を結び衛星と通信するためのアンテナなどを用意する必要がありました。AWS Ground Stationでは自前の人工衛星を通信するための地上局を必要に応じて短時間だけ利用できます。

https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/aws-ground-station-ingest-and-process-data-from-orbiting-satellites/

自然災害時やスポーツイベントなど特別なイベントでAWS Ground Stationを利用できます。AWS Ground Stationは完全にマネージドなサービスで、アンテナを構築したり維持したりする必要がなく、目的に集中できます。

AWS Ground Stationは2019年半ばまでに12機で運用を開始する予定です。衛星からのデータはAWSのモデムデジタイザ(VITA 49ベースバンドかVITA 49 RF over IPデータストリームとして知られている)によりデータストリームに処理されて、信号処理を行うEC2にルーティングされます。デジタル形式のデータにはストリーミング、処理、分析、保存の各オプションが用意されています。

  • ストリーミング:Amazon Kinesis DataStreamへの連携
  • 処理:Amazon RekognitionやAmazon SageMakerでのマシンラーニングのモデル構築やトレーニング、デプロイ
  • 分析:Amazon Redshiftに保存したり、Amazon AthenaやAmazon QuickSightのクエリ発行
  • 保存:Amazon GlacierやAmazon S3への保存

現在AWS Ground StationがPreviewとなっているので、興味のある方は申し込みを行いましょう。

AWS Ground Station Preview

さいごに

当初の内容に事実誤認があり誤った内容となっておりました。申し訳ありません。