【レポート】Amazon物流センターをAWSのIoT技術で強化、倉庫の効率を爆上げする! #reinvent #RET303

2017.11.28

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

re:Invent2017のセッション「RET303 - Drive Warehouse Efficiencies with the Same AWS IoT technology That Powers Amazon Fulfillment」を聴講したレポートです。

スピーカーは

  • Neeraj Kumar - Enterprise Solutions Architect, Amazon Web Services
  • Bart Schouwenaars-Harms - Manager Technology Integration, Amazon.com

です。アジェンダとして2つの話題、AWS IoTとGreengrassの概要とAmazonの物流システムでのAWS活用です。

リテールとIoT、AWSサービス

まずはNeerajのパート。

  • 物理デバイスとデジタル世界の接続
  • 様々な産業に。スマートホーム、スマートファクトリーなど
  • リテールでのデジタル活用の潮流は3つ。
    • オムニチャネル
    • ビッグデータ
    • デジタルでの顧客エンゲージメント
  • リテールでのIoT活用場面
    • 自宅
    • 店舗
    • 倉庫
  • デバイスを管理するクラウドサービスに必要な機能
    • セキュリティ
    • SDKやツール
  • AWS IoTの概念図
    • デバイスシャドウ
    • ルールエンジン
  • AWS Greengrass
    • 接続しずらいデバイスがある
    • 物理的、経済的な制約など
    • Greengrassはエッジに機能を搭載してそれらを解決する

Amazonの物流センターの設計

ここからBartのパート。

Amazon UKのデモビデオ

  • 物流センターのデザイン
    • Before
    • After
    • プロセス標準
    • モジュラーデザイン
  • 設備のデザイン
    • Machine as a Service
    • PLCを採用
    • ハードはSiemens, Allen Bradley, Mitsubishi
    • ソフトはCpdeSys
    • 2016からDevelopment Partnerと開発
    • Machine as a ServiceはIIoTではない
    • LinuxベースでSoft PLCを採用
  • AWSサービス
    • Ignition SCADAでRDS、EC2、S3を利用
    • ECS、AWS IoTの組み合わせ
    • CodeDeployによるデプロイ
    • IoT Buttonの活用
    • 配送ラベルでのKinesis活用
  • ソートマシンの制御
    • 消費電力の監視
    • ソートマシンとAWS IoTの構成

で、なに作ったの?(What's brewing)

  • Greengrassが動く筐体をSiemensと共同開発
  • 既存機IOT2000にも搭載
  • AlexaとPLCの連携デモも。(用途は聞き取れず)

所感

Amazonの物流センターでもAWSサービスがDog Fooding的にフル活用されている様子がわかりました。クラウドサービスと物理ハードウェアが繋がることが実感できる、非常に良い事例ですね。