Webサイトの稼働状況を確認するダッシュボードをCloudFormationで作成する
大栗です。
ウェブサイトの死活監視を行う場合には、管理ツールやサービスを利用して稼働率を確認します。AWSではCloudWatchのダッシュボードを利用するのが手っ取り早く行うことができます。CloudFormationでダッシュボードを作成してみたのでご紹介します。
WebsiteAvailabilityDashboard
Githubにアップしました。
maroon1st/WebsiteAvailabilityDashboard
簡単な構成になっています。
- Route 53のヘルスチェックで死活監視を行う。
- ヘルスチェック結果のメトリクスをCloudWatchのダッシュボードで直近30日の稼働率サマリと稼働状況を表示します。
費用
AWSの費用は以下のように発生します。
- Route 53 ヘルスチェック: 0.50 USD(HTTP) or 1.00 USD(HTTPS)
- CloudWatchダッシュボード: 3.00 USD
合計で3.5 USD(HTTPSは4 USD)となります。
やってみる
Route 53はグローバルのサービスで、メトリクスはバージニア北部に出力されます。そのためリージョンをバージニア北部
にして、CloudFormationのコンソールを開きましょう。
スタックの作成
をクリックします。
テンプレートをアップロードします。
適切なパラメータを指定します。内容の詳細はREADMEを参照ください。
それ以降はウィザード通りに進めるとスタックが作成されます。
少し待つとスタックが完成します。
出力
タブのDashboardURL
をクリックします。
簡易的ですが、このようにダッシュボードが表示されます。
さいごに
障害は様々なレベルで発生する可能性があるので、稼働の実態を確認することが重要です。皆様がよく利用される東京リージョンと異なるバージニア北部に配置されるので、障害に巻き込まれにくく丁度良いかと思います。