Deep SecurityのイベントをAWS SNS経由で送付する #DeepSecurity

Deep SecurityのイベントをAWS SNS経由で送付する #DeepSecurity

Clock Icon2017.01.31

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こんにちはコカコーラ大好き、カジです。

今回はDeep Security as a Service(DSaaS)で利用可能な、Deep SecurityイベントをAWS SNS経由し送付してみましたので紹介します。 DSaaSで昨年の9月ぐらいに機能追加されていて驚きました。シンプルですがAWS SNSを経由して別なサービスに送付して処理も行えるため、この後に期待できそうです。では早速、構築してみます。

構成図

DSaaSToSNS-00

AWS側の設定

IAMの設定

IAM用のポリシーを新規作成し、SNSのPublish権限の設定します。

ポリシーを作成します。 DSaaSToSNS-policy01

DSaaSToSNS-policy02

IAM用のポリシーを新規作成し、SNSのPublish権限の設定します。 DSaaSToSNS-policy03

{
   "Version": "2012-10-17",
   "Statement": [
      {
         "Action": [
            "sns:Publish"
         ],
         "Effect": "Allow",
         "Resource": "*"
      }
   ]
}

上記ポリシーを付与したDeep SecurityがSNSを利用する際に使用するIAMユーザを作成します。先ほどのポリシーを付与します。 IAM > ユーザ > 新規ユーザ作成します。 DSaaSToSNS-01

プログラムでしか利用しないため、チェックボックスを入れます。 DSaaSToSNS-02

DSaaSToSNS-03

DSaaSToSNS-04

最後にcsvファイルが生成されますので、ダウンロードし、後のDeep Security側へ設定します。 DSaaSToSNS-05

SNSの設定

Deep Securityから通知を受信し、AWS SNSのTopicを作成します。 通知を今回は簡単な、Eメールアドレスにしています。

DSaaSToSNS-06

作成した、Topic ARNを後のDeep Security側へ設定します。 DSaaSToSNS-07

作成後に表示されている「Topic ARN」をコピーしておきましょう。Deep Securityの設定に利用します。 DSaaSToSNS-08

通知先のEメール先を設定 DSaaSToSNS-09

承諾(Confim)メールが届きますので、クリックして承諾します。メールの本文は以下になります。 DSaaSToSNS-10

DSaaS(Deep Security as a Service)側の設定

管理>システム設定>SIEM>Amazon SNSに先ほど作成したものを設定するだけです。 DSaaSToSNS-11

「Test Credentials and send notification」でテストが可能です。 テスト後以下のようような本文でSNS経由でEメールが届きます。 DSaaSToSNS-12

通知される内容

EC2でeicarファイルをダウンロードして検知した時のSNSの通知となります。 人間が読む場合は、Deep Securityの通知設定の方が適しています。 以下の結果をもとにAWSの別なサービスで処理を行うためにはこちらの方が良いでしょう。

[{"AMTargetTypeString":"N/A","ATSEDetectionLevel":0,"EngineType":536871936,"EngineVersion":"9.85.0.1008","ErrorCode":0,"EventID":xxx,"EventType":"AntiMalwareEvent","HostAgentVersion":"9.6.2.7516","HostID":XXX,"HostOS":"Amazon Linux (64 bit) (4.4.14-24.50.amzn1.x86_64)","HostSecurityPolicyID":203,"HostSecurityPolicyName":"XXXXXXXX","Hostname":"ip-hogehoge.ap-northeast-1.compute.internal","InfectedFilePath":"/home/ec2-user/eicar.txt","LogDate":"201x-xx-xxT08:xx:08.000Z","MajorVirusType":2,"MajorVirusTypeString":"Virus","MalwareName":"Eicar_test_file","MalwareType":1,"Origin":0,"OriginString":"Agent","PatternVersion":"0.000.00","Protocol":0,"Reason":"Default Real-Time Scan Configuration","ScanAction1":4,"ScanAction2":3,"ScanResultAction1":-81,"ScanResultAction2":0,"ScanResultString":"Quarantined","ScanType":0,"ScanTypeString":"Real Time","Tags":"","TenantID":xxxxx,"TenantName":"hogehoge-Inc.co.jp"},{"AMTargetTypeString":"N/A","ATSEDetectionLevel":0,"EngineType":536871936,"EngineVersion":"9.85.0.1008","ErrorCode":0,"EventID":xxx,"EventType":"AntiMalwareEvent","HostAgentVersion":"9.6.2.7516","HostID":XXX,"HostOS":"Amazon Linux (64 bit) (4.4.14-24.50.amzn1.x86_64)","HostSecurityPolicyID":203,"HostSecurityPolicyName":"XXXXXXXX","Hostname":"hogehoge.ap-northeast-1.compute.internal","InfectedFilePath":"/home/ec2-user/eicar.txt","LogDate":"201x-xx-xxT08:xx:09.000Z","MajorVirusType":2,"MajorVirusTypeString":"Virus","MalwareName":"Eicar_test_file","MalwareType":1,"Origin":0,"OriginString":"Agent","PatternVersion":"0.000.00","Protocol":0,"Reason":"Default Real-Time Scan Configuration","ScanAction1":4,"ScanAction2":3,"ScanResultAction1":-81,"ScanResultAction2":0,"ScanResultString":"Quarantined","ScanType":0,"ScanTypeString":"Real Time","Tags":"","TenantID":31981,"TenantName":"hogehoge-Inc.co.jp"}]

まとめ

いかがでしたでしょうか?簡単に送付が行えますね。今後も別サービスと連携してくると利用方法が広がりそうです。 便利なAWS SNSとの連携ですが今後改善に期待する改善点を1つ言うと、現在のところDeep Securityのポリシー毎に送付可否の制御できません。 そのためDSaaSのアカウントの全イベントが全て送付されます。監視下のあるサーバ(ポリシー)の通知だけ受信したい場合に、受け取る側で選別が必要になります。

参考元

トレンドマイクロのドキュメントは以下となります。

Access events with Amazon SNS

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