Direcroty ServiceのMicrosoft ADにStandard Editionが追加されました
はじめに
中山(順)です。
Directory ServiceのMicrosoft ADにStandard Editionが登場しました!
Introducing AWS Directory Service for Microsoft Active Directory (Standard Edition) | What's New
AWS Security Blogでも、Microsoft ADのユースケースと併せて紹介がされていました。
Introducing AWS Directory Service for Microsoft Active Directory (Standard Edition)
Microsoft ADとは?
古い記事ですが、当ブログでも何度か紹介させていただいています。 そのため、詳細な説明は割愛します。
AWS再入門 AWS Directory Service 編
作ってみた
早速、ドメインコントローラーを作ってみます。
エディションを選択できるようになっています。
それ以外は特に変わったところはありません。
設定内容を確認し、作成を開始します。
作成が開始されました。
約30分後、無事完成いたしました。(簡単!)
Enterprise Editionとの違い
Editionによる違いは、主に以下の2点のようです。
キャパシティー
価格表にエディションの比較表がありました。
ストレージの大きさに17倍の差があるようです。
Standard Edition | Enterprise Edition | |
---|---|---|
Storage capacity available for directory objects | 1 GB | 17 GB |
Total directory objects | 30,000 | 500.,000 |
よくある質問にも以下のような説明がありました。
Q: How many users, groups, computers, and total objects does AWS Microsoft AD support?
AWS Microsoft AD (Standard Edition) includes 1 GB of directory object storage. This capacity can support up to 5,000 users or 30,000 directory objects, including users, groups, and computers. AWS Microsoft AD (Enterprise Edition) includes 17 GB of directory object storage, which can support up to 100,000 users or 500,000 objects.
公式ドキュメントにも同様の記載を確認できます。
料金
東京リージョンの場合、これまでの3分の1程度の料金で利用できます。
時間単価は以下の通りです
Standard Edition | Enterprise Edition | |
---|---|---|
Base price | $0.146 | $0.445 |
Each additional domain controller | $0.073 | $0.2225 |
まとめ
というわけで、たいへんお安くなりました!
Standard Editionであってもキャパシティー的には十分なケースは非常に多いと思いますので、ぜひ検討していただければと思います。