EBSが暗号化対応したのでベンチマークをやってみた。

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はじめに

くどうです

今回はEBSの暗号化かできるようになったので、ベンチマーク大好きな自分としては気になったので試してみました。暗号化を行うことでアクセスが遅くならないか検証したいと思います。

Amazon EBS Encryption

ベンチマーク

以下の環境でベンチマークを行いました。

インスタンスサイズ:m3.medium
ボリュームサイズ:8GB(暗号化)、8GB(非暗号化)の2つを同一インスタンスにマウント
AMI:Windows_Server-2012-RTM-English-64Bit-Base-2014.05.14 (ami-9b62239a)
ベンチマークソフト:CrystalDiskMark 3.0.3b
テストサイズ:10000(x5)
詳しいCrystalDiskMarkの説明は下記を参考ください。
http://crystalmark.info/software/CrystalDiskMark/manual-ja/MainWindow.html

上記のインスタンスを5つ用意し、非暗号化ボリュームおよび暗号化ボリュームに対して5回のベンチマークを行いました。

結果

instance1
01_01
01_02

instance2
02_01
02_02

instance3
03_01
03_02

instance4
04_01
04_02

instance5
05_01
05_02

まとめ

若干、暗号化されているEBSでRandom Read / Write 4KB でパフォーマンスが落ちている様にも思えるが、上がっている結果もあるので暗号化によるものとは一概に言えないかもしれません。
インスタンスに制限があることや、別のアカウントにAMIを共有できないなど制限があります。今のところ、暗号化はコンプライアンスを遵守する場合のみ利用するのがよさそうです。