Glacierの取り出し中に復元速度を変更できるようになりました #reinvent

Glacierの取り出し中に復元速度を変更できるようになりました #reinvent

Amazon S3 オブジェクトロックは、一定時間または無期限にオブジェクトが削除または上書きされることのを防ぐ機能です。 ファイルを上書きすると、そのファイルは新しいバージョンとして保存されます。 保持期間は個々のオブジェクトバージョンごとに適用されます。
Clock Icon2018.11.28

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

Amazon Glacierに保存されたデータには、リアルタイムでアクセスできません。復元をリクエストしてから、リクエストで指定した期間中にオブジェクトの一時コピーが利用できるようになるまで待ちます。 復元のオプションとして3つあり、使用可能になるまでの時間と価格が異なります。

  • 一括取得:通常は5~12時間以内に使用可能になります
  • 標準取り出し: 通常は 3~5 時間以内に使用可能になります
  • 迅速取り出し: 250MB以下の取り出しの場合、通常は1~5分以に使用可能になります

今回のアップデートで、データの復元中により早いオプションに変更できるようになりました!

Glacierにデータを保存する

検証のためにGlacierにデータを保存します。 S3コンソールを使うとファイルのアップロード時に、ストレージクラスを選択できます。 Glacierを選択し、アップロードします。

ストレージクラスがGlacierと表示されれば、問題ありません。

Glacierからデータを復元する

Glacierに保存されたファイルはそのままではダウンロードできません。 ダウンロードボタンが非アクティブになっています。

復元をリクエストします。 ファイルを選択し、アクションから復元します。

一番時間はかかるが、コストの安い一括取得でリクエストしてみました。 コピーを利用可能な日数は1日にしました。

復元が進行中になります。

復元中にオプションを変更する

このまま5~12時間待っても良いのですが、オプションを変更してみます。 ファイルを選択し、アクションからGlacierの復元を選びます。

迅速取り出しにアップグレードします。

1分ほどでダウンロードボタンがアクティブになり、ダウンロードが可能になりました! また復元の有効期限が表示されます。期限までにダウンロードします。

おわりに

Glacierに保存されたデータの復元中により早いオプションに変更できるようになりました。 遅いオプションへの変更は出来ません。 復元をリクエストしたあとで、より早く復元したくなった場合などに使えると思います。

参考

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.