ルーター設定経験の無い開発者でもAWS Certified Advanced Networkingに合格できた話

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はじめに

サーバーレス開発部@大阪の岩田です。

昨日AWS Certified Advanced Networking - Specialtyに合格してきました。 私は開発者なので、ルーターの設定などは経験が無く、ネットワークに特化した試験に合格できるか不安でしたが、無事に合格できました。 受験を検討している開発者の方の参考になればと思い、勉強方法などをご紹介します。

筆者のスペック

まず前提条件となる私のスペックです。

AWS関連

AWSの業務経験

業務でAWSを触り出したのはクラスメソッド に入社してからなので、AWS歴4ヶ月目に突入したところです。 サーバーレスアーキテクチャによる開発が主業務なので、利用しているサービスは

  • AWS Lambda
  • Amazon API Gateway
  • Amazon Cognito
  • Amazon DynamoDB
  • Amazon S3
  • AWS CloudFormation

あたりが多く、ネットワークに関連するサービスを触ることは少ないです。

他のAWS資格

  • 前職の頃2016/6 〜 2017/2にかけて5冠を達成
  • クラスメソッド 入社後2018/6にAWS Certified Securityを取得

6冠の状態で試験に臨みました。

業務経験

これまでの業務経験は下記の通りです。

受託系システム運用(5年)

いわゆる「システム運用」のイメージとは少し違っていて、大量の帳票を印刷したり、印刷された帳票の仕分け・裁断といったアナログ作業の割合が多かったです。 なので、いわゆるインフラエンジニアやネットワークエンジニアと呼ばれるような職種ではありませんでした。

受託系システム開発(6年)

その後部署異動を経験し、C/S系の業務アプリやLAMP環境でのWebアプリの開発をやってました。開発者でしたが、サーバー構築案件なんかもやってたので、ネットワークの基礎は理解できていたと思います。

サーバーレスエンジニア4カ月

ここからはクラスメソッド に入社してからの業務経験です。 前述の通りAWSのマネージドサービスを活用して開発を行なっています。

その他関連しそうな資格

関連しそうな技術領域で、下記の資格を持っていました。

  • ネットワークスペシャリスト(8年程前に取得)
  • CCNA(2年程前に取得)

勉強期間

勉強期間としては約1カ月半です。AWS Certified Security合格後に勉強を始めました。 勉強開始当初は英語試験しか無かったのですが、最近日本語試験にも対応したのがラッキーでした。

勉強方法

実際にどうやって勉強したかをご紹介します。

AKIBA.AWS発表資料の読み込み

AKIBA.AWS のネットワーク編(1〜4)の発表資料を読み込み、AWSのネットワークに関する理解を深めました。 特にこの辺りの話がVPNやDirectConnectの理解を深めるのに役立ちました↓

AKIBA.AWS 第6回 ネットワーク基礎編:「VPN接続とルーティングの基礎」で発表しました #akibaaws

AKIBA.AWS 第7回 ネットワーク応用編:「VGWのルーティング仕様を理解する」で発表しました #akibaaws

参考書

オフィシャルの参考書が発売されているので、部門長にお願いして購入してもらいました。

AWS Certified Advanced Networking Official Study Guide: Specialty Exam

英語なので読み進めるのに時間がかかりましたが、試験範囲がしっかり網羅されており、サービス全般の理解を深めるのに役立ちました。 また参考書の特典として、1年間の無料e-ラーニングが利用可能です。 このe-ラーニングには、紙媒体の本に掲載されている練習問題に加えて、Web限定の練習問題(合計100問)が付いてきます。

Direct Connectのハンズオン

こちらで紹介されている無料のハンズオンが大阪で開催される機会があり、即申し込み&参加してきました。

【完全無料】AWS公式の専用線アクセス体験ハンズオンラボがごっつ良かった件

これまで「ルーター設定経験が無い」と書いてきましたが、正確にはこちらのハンズオンで数時間だけですが、ルーターの設定を経験することができました。

EC2等のサービスは気軽に触ることができますが、Direct Connectを触るには、どうしてもルーターだったり専用線だったり、物理的なインフラが必要になります。 実務以外でDirect Connectを経験できる(しかも無料!!)貴重なチャンスなので、是非ご活用下さい。

公式ドキュメント

通勤電車の中でAWSの公式ドキュメントに目を通しながら各サービスの理解を深めました。 公式ドキュメントに付随するチュートリアル類は、極力実際に手を動かしながら環境構築を経験するように心がけました。

模擬試験

他の試験では定番の模擬試験ですが、AWS Certified Advanced Networkingに関しては2018年8月時点で模擬試験が提供されていません。

Youtubeでre:Inventの動画を視聴

Youtubeに各セッションの動画が上がっているので、ネットワーク関連のセッションの動画を見ながら理解を深めました。 全部英語なので、大体動画の半分〜3/4ぐらいで力尽きて寝るパターンがほとんどでしたが・・・

資格合格のための勉強法

ここからはAWS Certified Advanced Networkingに限った話では無いのですが、私の考える資格合格のための勉強法についてご紹介します。

私は情報処理試験に実質全種合格(ITパスポートは持ってないです)していたり、OracleやMicrosoft、LPIの上位資格を複数取得していたり、資格試験に合格するのは結構得意な方だと思います。 普段資格試験の勉強をする際に意識している点をいくつかご紹介します。

通勤時間に電車で勉強する

私の最寄駅は特急電車の止まる駅ですが、勉強するために基本的に普通電車しか使いません。 大体片道20分程度が電車に乗っている時間なので、1日あたり40分ぐらいは勉強できる計算になります。 満員の特急電車に乗ってストレスを貯めるぐらいなら、普通電車に乗って時間を有効活用しましょう。

勉強期間は1カ月を目安に

持論ですが、ほとんどの資格試験は勉強期間として1ヶ月もあれば十分と考えています。 1ヶ月以上の期間があっても、惰性で勉強しなくなるので、モチベーションを維持できる1ヶ月の間にさっさと受験してしまいましょう。 ざっくりですが

  1. 1週目:試験範囲を1週 なんとなく分かった気になる
  2. 2週目:試験範囲2週目 1週目で勉強したはずなのに忘れていることを思い出す
  3. 3週目:試験範囲3週目 これまで習得した知識を定着させる
  4. 4週目:総仕上げ

といったプランで勉強するように意識しています。

※今回の受験に際しては参考書が洋書で、注文〜到着までに2週間を要したので少し長めに勉強期間を取りました。

とにかく自分を追い込む

資格取得のために一番大事だと思っていることです。

人間は弱い生き物なので、外的な圧力が無いと、なかなか勉強が持続しません。 外的な圧力を活用して、勉強せざるを得ない状況に自分を追い込みましょう。

例えばですが、今回の受験に際しては上長にお願いして会社の経費で参考書を購入してもらっています。 これで合格できなかったら会社のお金を無駄にしたことになりますよね? こういった外的なプレッシャーを意図的にコントロールすることで、サボらずに勉強を持続しやすくなります。

前職では半年に1回資格取得予定者リストみたいなものを提出する制度があったので、月1以上のペースを目安にリストに資格を書きまくり、全社的に資格取得を宣言することで自分にプレッシャーをかけていました。

半年で6個の資格に合格しようと思うと、夏休みの宿題的なスケジュールでは絶対に達成不可能なことは誰でも分かると思います。 多少無茶とも思えるペースで目標を設定した方が、イテレーションのサイクルを短く保つことができ、結果も付いてきます。

まとめ

AWS Certified Advanced Networking合格までの勉強方法等をご紹介してきました。 資格取得はあくまでも手段なので、資格取得自体が目的にならないようによく注意して下さい!!

誰かの参考になれば幸いです。