re:Invent 2016のIoT系セッションの概要を日本語で紹介してみる #reinvent2016

2016.10.20

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こんにちは、せーのです。私は今、あと1ヶ月ちょっと後に始まるAWS最大のイベント「Re:Invent 2016」のBreak-out sessionの予約のため、のんびり待っているところです。
どうしても時差の関係でこういう予約系は日本時間の夜中スタート、となってしまいます。今回も例に漏れずアメリカ時間での朝9時、つまり日本時間でいう夜中の2時に予約開始となりました。

で、のんびり待っているのもなんなので、その間に私の現在の担当であるIoT系のセッションを英語の勉強がてらご紹介してみようかな、と思います。

IoT系セッション一覧

IOT202 - Internet of Things (IoT) デバイスサービス

概要

デバイスサービスは接続されたデバイスへの高速なデータ送信を可能にします。接続されたデバイスはローカルで実行した際とクラウド上に柔軟に立てられる各リソースの低レイテンシーに関してバランスをとりたいところです。AWS IoTとAWS IoT Device SDK、そしてIoTボタンの関係は開発者、企業、製造元それぞれのツールとして素晴らしいバランスを取っています。このセッションではデバイス業界とクラウド業界の重なるポイントやAWS、エンドユーザ、パートナーがどのようにしてこれらの産業の未来をデザインしようとしているのかをお話します。

IOT203 - シンプルな"Things"による革新的企業のIoTサービス

概要

「AWS IoTボタン」のおよそ10万に及ぶ習慣的な体験を通してユーザーの効率を上げ、エンゲージメントやブランドとしての継続的な購買を高めている企業があります。それらの企業はユニークなIoTアプリケーションをビルドしたり、マーケティングキャンペーンを行ったり、もしくはあらかじめ用意してあった他のユースケース用の「青写真」を選択することによって一つの目的しか果たさないデバイスを完全に変更させてしまう事もできます。

IOT204 - AWS IoT入門

概要

AWS IoTの最新情報は? これはAWS IoTプラットフォームの入門であり新機能のご紹介になります。このセッションに参加して去年からローンチされた各機能についての話や、あなたのデバイスデータをクラウドに送信する為にAWS IoTプラットフォームを使う際のベストプラクティスを学びましょう。

IOT302 - IoTセキュリティ: 新たな開拓者たち

概要

わずか一年前、私たちはAWS IoTをローンチし、Re:InventにてAWS IoTがとても簡単、安全に数百万のデバイスとつながることをお見せしました。しかしながら私たちは既存のIoTのセキュリティに挑んでいるユーザーの方たちからさらに学んでいきました。このプレゼンテーションではデバイスのプロビジョニングのアップデートやファームウェアのアップデートデバイスとAWS IoTエンドポイント間のセキュアなコミュニケーション、デバイスが行う処理をコントロールするためのポリシーの更新、コントロールとファームウェアでのデータプレーンを分離、そしてAWS IoTとより広範囲なAWSサービスとの連携をセキュアに行う方法を検討していきます。基礎的なAWS IoTのプロビジョニングパターンに加えて新機能、例えばBYOC、ECC証明書のサポート、制限されたデバイス環境で使用するJust-In-Time登録等についてのお話もたっぷり行います。このセッションではユーザが個別認証や暴走したデバイスやアタックなどからIoTインフラをどのようにして守るのかについてデモを行います。

IOT303 - ねえ、私のThingはどこに行ったの? デジタル時代における資産の追跡方法

概要

次からあなたはストックされた、もしくはフィールドにデプロイされた幾つもの資産について訪ねられても瞬時に答える事ができます。このセッションではAWS IoTプラットフォームを使用したtrack-and-traceソリューションの構築にフォーカスし、もう二度とあなたに「ちょっとわかりません。後でお伝えします」とは言わせません。

IOT304- IoTを超えて: 最後の探検を行う開拓者へ向けてのIoTソリューションの構築

概要

Jet Propulsion Laboratoryは宇宙空間における革新的会社として有名です。特に「life out there」というフレーズでもよく見かけます。JPLは現在物理空間にて「人生」をよりよくするためのイノベーションに取り組んでいます。AWS IoTは彼らのイノベーションに大きな役割を担っています。JPLがAWS IoTのアーリーアダプターとしてどのようにして部屋、予算、システムについての質問ができる音声認識のプロトタイプを開発したのかをRe:Inventのプレビューで御覧ください。彼らはまたそれらをサイバーセキュリティの脅威に分析するため、ロボットのプロトタイプを急がせるため、野外でのバーチャルウィンドウを低価格で作るため、等々に光や音のコントロールに使用しています。結果はすばらしいものでした。JPLにはデモとこれらのプロトタイプ(成功、失敗を問わず)についてのお話を伺います。また連携されたサーバレスコンピューティングの維持のための取り決めを公開します。

IOT401 - サーバレスIoTバックエンド

概要

このセッションではAWS IoTを使ったスマートホームの実装方法やパターンについてお話します。その中ではオンボードによるスマーホームアプライアンスやAWSのエコシステムとの連携(特定デバイスに向けてのプッシュ通知、メンテナンス予測等)についてもご紹介します。iRobot社にルンバ980とAWS IoTとの連携によるスマートホームの実現について伺います。

IOT402 - IoTブループリント: 農場からテーブルへ、スマート農業の為の供給の最適化

概要

補完、流通等全世界の食品業におけるサプライチェーンの30%は無駄になっています。AWS IoTを使用してサプライチェーンの管理にセンサーを使い、ビッグデータからパターンを読み解き、電力の供給や輸送などでの業界の効率化を図ります。

IOT403 - ロボット: リアルとバーチャルの境界線

概要

無料のクロスプラットフォームである3Dゲームエンジン、Amazon Lumberyardと現実世界にあるIoTデバイスを相互連携させてレンダリングされたバーチャル3Dの世界を体験しましょう。このセッションではAWS IoTがSphero robot等をBluetoothを通じてリモートにコントロールする方法について解説します。AWS LambdaとAWS IoTを使用して私たちは実際に動くロボットの衝突を分析し、Amazonのゲームエンジンをつかってレンダリングされたバーチャル世界との双方向コミュニケーションを実現させます。またAWS IoTとAlexa Skills Kit、Amazon Echoを使って音声を通じてバーチャルとリアルのロボットをどのようにコントロールするかを学びます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。なかなか聞いてみたいセッションが揃ってるんじゃないでしょうか。ラスベガスのRe:Inventに行かれる方は是非セッションの予約をしてみてください。またラスベガスには行かない、という方も去年くらいからセッションのスライドや動画がアップされるのがとても早くなっていますので是非翌日のSlideshareやYoutubeをチェックしてみて下さい。

参考リンク