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第9回クラウド女子会 教えて!先生♡ 私のAWSがこんなに難しいわけがない – に参加してきた #jawsug #cloudschool #cloudgirl

2014.06.29

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わたくし、4年程前から個人ブログで勉強会参加記録をつけ続けており、弊社会社ブログのものと併せてかれこれトータル200回程勉強会に参加しておりますが、何気に『女子会』なるものには参加した事がありませんでした。まぁ男子(?)なので当然その参加資格は無い訳なのですが、最近では女子会イベントでも男子枠があったりするものもあるようです。

今回のJAWS-UG クラウド女子会 第9回もそんな『男子参加枠』が『参加女性のエスコート付きであれば可』という条件で設けられておりました。今回はその経路で『女子会』に参加し、AWSに纏わるお話を聞いてきました。当エントリではその模様をレポートして行きたいと思います。

目次

開催概要&開催前の雰囲気

開催会場はアマゾンデータサービスジャパン アルコタワー@目黒。受付到着時点で既に『普通の格好』じゃ無い面々もちらほら...w (※写真はイベント終了時に撮ったもの。ガードマンのおじちゃん達しか居ませんでした)

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そしてこちらのイベント、通常のものとはちょっと趣を変えたポイントがありました。それは『ドレスコード』についてです。以下イベントブログにその詳細内容が記されているのですが、

上記エントリ下部にある記載事項に含まれているドレスコードは『学生らしい格好』。必須条件とはならなかった為全員ではありませんでしたが、それでも皆さん、6〜7割程は何らかの『学生らしい格好』をして来ておりました。

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男性は学生服数名、ジャージ系が多かったでしょうか。柔道着らしきものを来てた人もおりました。また某漫画の第3部主人公、スタンドを操るあの人も『学生服』姿で異彩を放っておりました。:-)

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一方女性陣はと言うと...皆さん結構な割合でこのドレスコード通り臨んで来られた方々が多い印象でした。光景的にはなかなかにすごいものであったような気がしています(笑)

ちなみに参加人数は約60名程。

1時間目:朝の会

『授業』開始に先立って、イベントに関する注意事項等が告げられました。『人物写真撮影は許可を取る事』『校内喫煙禁止(?)』等など。

また、この会に前後して、『生徒である事』を示すものが参加者に手渡されました。『生徒手帳』です!所々芸が細かい(笑)

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また、以下の様な『学生証』も登校時に配布されておりました!

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なお、セッション(以降『授業』)の最初には開始時に『起立!例!』→終了時に『起立(or 注目!)例!+拍手』という一連の流れも毎回行っておりました。これはある意味新鮮ではありました...|ω・)w あ、あとちゃんと開始終了時はチャイムも鳴ってましたよ!

以降2時間目より、本編となります。

2時間目:AWSアップデートについて

 

2時間目は荒木教頭先生からの2013年及び2014年のアップデートに関する話題。

EBS新ボリュームの『バースト』に関する仕組みの解説として図を交えての説明が途中ありましたが、こちら荒木先生曰く『本邦初公開』の図とあって生徒の皆さんもより一層真剣さを増して見入っておりました。

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『無料お試し』はこれまでアカウント作成後1年間の無料利用枠での利用が手段としてはありましたが、以下のLabを使うとそれぞれのサービスについても無料で試す事が出来ます。AWS利用の取っ掛かりに是非!

3時間目:快適な学園生活を送るために

  • 担当講師:AWS学園 ジュリアン学級委員長

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  • 自己紹介:
    • 詳細は明かさず。『何やってるか知りたい人は、後で校舎の裏に来てください♡』

  • 質素倹約の精神を持とう
    • 今するビリングアラートを設定
    • タダで使えるものを活用
  • 覚えておくと嬉しい数字(テストに出ます♪)
    • S3で定常的に発生するピークリクエストは1秒辺り150万
    • AWSエッジロケーションの数は51箇所
    • AWS値引回数は42回
    • 無料利用枠日数:365日

4時間目:AWSのAPIをカジュアルに

伊藤直也さんが『家庭科講師』としてクラウド女子会に登壇!AWSのAPIをカジュアルに使ってみよう、という事で『kaizenzo』や『Middleman』に関する解説・作業内容を踏まえてのデモ等を行いました。『AWSのAPIは思ったよりもずっと簡単。インフラでは無くプログラムの部品である、と捉えても良いかも』とコメント。

5時間目:コンピュータに興味のない私がHPCとAWSに出会った

 

コンピュータに嫌悪感や恐怖感を抱いていた先生が一転、コンピュータを使う世界に飛び込み、気がつけば最前線・最高峰のHPCに携わっていた、という経緯。自分自身もそこまでHPCに関する理解は深くなかったので、とても分かり易い授業でした。あと、端々に垣間見える(むしろ全面的に推し出して見えた)某キャラの使い方に、先生の並々ならぬ『◯◯モン愛』を感じた授業でもありました。

6時間目:滾(たぎ)る!SNSでモバイルPUSH通知

  • 自己紹介:
    • デザイン・コンサル・JAWS DAYSでのTシャツデザインを担当。
  • SNS/SQSめっちゃかわいい♪RDSを差し置いて一番好きなサービスに。
  • 好きなCDP: Floating IPパターン
  • 好きなCP: 高緑LOVE、チャリアLOVE
  • SNSとは?
    • push型のメッセージングサービス
    • 幾つかの通知型が可能
    • 非常に安価:他のサービスだと1push1円という◯◯ザな値段…w これならクラウド破産もしないですね。
  • mobile pushとは?
    • スマホアプリからリアルタイムに通知が来る例のアレ。
    • AWSでは各プラットフォームのAPI差異を吸収した中間プロバイダに対応。
      • amazon rdm/google gcm/apple apns/baidu cloudpush/microsoft mpns/wns
  • お待たせ!SNSに触ってみよう。(デモ実演)
    • ARN:どうしても脳内で『アーン』と呼んでしまう→小室さん曰く『アーラン』らしい。なので今後はアーランと呼びましょう!
  • 応用:SQSと連携させてみよう!(デモ実演)

小休止:おやつタイム

途中、15:00を回った辺りで小休止&おやつタイムに。AWS学園理事長(スポンサー)の各者/各社様の御厚意により。豪華おやつが参加者に振る舞われました。学園理事長様、ありがとうございました!(※もうちょっと豪華な写真を入手次第追加したいと思います。しばしお待ちを。) また、このタイミングで後程使う『短冊』も入手。

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7時間目:みんな大好きVPC

  • 担当講師:ネットワーク科 さちえ先生

  • 自己紹介:
    • 好きなAWSサービス:VPC/Direct Connect/IAM。
    • VPCで何とか思い通りのネットワーク構成を作りたいと日々奮闘。
  • VPCとは(概要説明が続く)
  • ユーザー視点だとちょっとだけ不便なところもあるかも?その辺をお伝えしたいと思います。
  • VPCの年表:
    • 2011年8月:全リージョンで正式版に
    • 2012年:RDS,EMD等が次々VPCに対応
    • 2013年3月:デフォルトVPC
    • 2014年3月:VPC Peering
  • 一般的なVPCの構成
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  • 色々行けてないところもあるけれど…気を付けないといけないところ。日々この辺り↓と戦っています。
    • VPCの構成そのもの
      • モノによってはサブネットが自由に選択出来ない、復数サブネットを要求する。
      • EMRはS3を利用しているので、プライベートサブネットだと通信出来ない。public subnet必要。
      • RDSはSingle構成でもサブネットが2つ必要。
    • VPC内のルーティングの問題
      • Route Tableの設定 VPCサブネット内→localというルーティングは変えられない。
    • VPC外NWとの接続
      • 使えない通信がある:禁止している理由は分かるものの、管理やセキュリティの観点で使いたい局面も。
  • Peeringの色々
    • VPCを経由して他のVPCには行けない
    • 1つのVPCでのぴあ接続上限は125個
    • 同じリージョン内のみでしか利用不可
  • まとめ
    • VPCのアップデート=ネットワークで考える事が増えた。AWSではドキュメントに結構書いてあるので型を決めてしまえばそんな難しくない。
    • VPCを上手く使いこなして快適な環境を作りましょう。

8時間目:EC2とLinuxディストロ事情

発表資料は上記参照。当初予定は『Red Hat on AWS』というタイトルでしたが内容を変更しての発表となりました。AWSで利用出来るLinuxディストリビューションの解説と比較、そして最後には『DockerをつかってEC2を持ち出す方法』をデモ実演を交える、という発表内容でした。

9時間目:知っておいて損はないAWS法務関連

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最後の授業はAWSの法務関連に纏わるお話。この辺り、中々情報のキャッチアップも難しい/大変だというイメージがありますが、今回の授業でどのようなものが現在整備されているかという点がとても分かり易く解説・紹介されています。この資料は必読ですね!

まとめ&下校

という訳で、第9回クラウド女子会、全9科目のセッションレポートでした。

『コスプレ参加可能』という側面が強調されがちな面もあったかと思いますが、内容はどの科目もひっじょ〜に中身の濃い・タメになるものばかりでした。1科目15分という長さでこれだけ多くのトピックに関するお話を聞けたのもお得感が大きいような気がします。

当勉強会では途中、『☆に願いを(短冊にAWSアップデートのお願いを書きます)』という事で短冊を配り、下校(イベント退出)前にスタッフに手渡すというフローがありました。これらの願いはAWSアップデートのお願いとして何処かへ届くことになるのでしょう。( ˘ω˘) 自分も今日のテーマでは全く出ませんでしたが、Redshiftに関するお願いを書いてきましたw 早く叶うと良いなぁ...(割と切実に)

つぶやきのまとめは以下となります。当エントリの内容と併せて読んで頂ければ幸いです。イベントに関わる全ての皆様、ありがとうございました!