[レポート] Comming Soon情報あり!オンプレファイルベースアプリケーションをAWSで使用する方法 #reinvent #STG211

[レポート] Comming Soon情報あり!オンプレファイルベースアプリケーションをAWSで使用する方法 #reinvent #STG211

Clock Icon2019.12.04

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はじめに

こんにちは。大阪オフィスの林です。

2019年12月02日〜2019年12月07日で、アメリカのラスベガスにてAWS re:Invent 2019が開催されています!この記事は「How to use AWS storage for on-premises file-based applications」セッションに参加したレポートです。

セッション概要

多くの組織では、ローカルユーザーとアプリケーションをサポートするオンプレミスのファイルストレージがありますが、クラウドストレージを活用してインフラストラクチャ管理の負担とコストを削減したいと考えています。AWSは、File Gateway、Amazon S3、Amazon EFS、Windows File Server用Amazon FSxなど、ハイブリッドクラウドアーキテクチャで使用できるストレージオプションを提供しています。このセッションでは、ユーザーのホームディレクトリ、アプリケーションのクラウドバックアップファイル共有、コンテンツリポジトリ、分析ワークロード、エンタープライズビジネスアプリケーションなど、オンプレミスのユースケースでAWSストレージを使用する方法を学びます。

 

セッションスライド・動画

セッション形式

時間 1h
セッションタイプ Session
スピーカー
  • Prashanth Bungale - Sr. Product Mgr - Technical, Amazon Web Services
  • Smitha Sriram - Senior Product Manager - Tech, Amazon Web Services
  •   会場の雰囲気はこんな感じです。

    セッション内容

    オンプレミスのストレージの課題

    早速ですがこれらのオンプレミスのストレージの課題に直面していますでしょうか?

    • インフラストラクチャのコスト増加
    • ストレージの容量制限
    • 管理煩雑性

    AWSではこれらの課題を解決するべく様々なサービスが用意されています。

    AWSのハイブリットクラウドストレージサービス

    下記はAWSのハイブリットクラウドストレージサービスのポートフォリオです。

    • Amazon FSxWindows File Server
    • AWS Storage Gateway(FILE)
    • Amazon FSx for Lustre
    • Amazon EFS
    • AWS Transfer for SFTP

     

    この中でも本セッションでピックアップされていたサービスは「Amazon FSxWindows File Server」「AWS Storage Gateway(FILE)」でしたのでこれらのサービスについてレポートさせて頂きます。

    Amazon FSxWindows File Server

    特徴

    • フルマネージドサービス
    • ネイティブファイルシステムサポート(NTFS/SMB)
    • 高可用性
    • 最大10 + GB / sのスループットと100万IOPSのパフォーマンスUP
    • 費用対効果の高い
    • オンプレミスアクセス(複数の書き込み/読み取り)

    Amazon FSx Windows File Serverのコスト

    なんとここで、Comming Soonの情報が公開されました!いままでSSDのラインナップしかなかったのですが、HDDのラインナップも登場するようです!(時期は公言されていない)。SSD程の速度を求めないデータ格納先として使用したい場合にぜひ選択を検討いただきたいです!価格はSSDに比べ10分の1です。

     

    同様に重複排除機能にもSSDに加えHDDのラインナップが登場するようです!※下記は一般的なファイル共有の重複排除率(50%〜60%)で計算しているようです。

    Amazon FSxWindows File Serverの過程

    re:Invent2019前に幾つかアップデートがありました。また、本日からロサンゼルスでローカルゾーンが開始されたことに伴って、LA Local Zoneでも利用可能になっています。

    re:Invent前のアップデートまとめ
    • マルチAZ展開オプション
    • HA SQL Serverの展開
    • ユーザークォータ
    • プログラムによる共有管理。
    • データ重複排除のサポート
    • 最小サイズの下限(32 GiB)
    • 転送中の暗号化の実施

    AWS Storage Gateway(FILE)

    特徴

    • Amazon S3のオブジェクトへのNFS / SMBアクセス
    • ローカルキャッシュを使用した低遅延アクセス
    • 展開オプション(VMおよびハードウェア)
    • 高可用性
    • 500MB /秒のローカル(キャッシュ)および〜125MB /秒のネットワークスループット向上
    • オンプレミスアクセス(単一のライターと同じデータへの複数のリーダー)

    Storage Gatewayのユースケース

    下記のケースのような場合にStorage Gatewayの利用をご検討ください!

    • オンプレミスのバックアップをクラウドに移動する
    • Amazon S3と統合されたサービスを使用してオンプレミスで生成されたファイルを処理する
    • オンプレミスアプリケーション用にAmazon S3への低レイテンシアクセスを提供する

    ちなみに・・・

    ハードウェアアプライアンスをご利用の場合、2019年12月31日まで、22%の価格で9,500ドルに値下げしているそうです!

    ユースケース

    最後に3つユースケースをご紹介してレポートをまとめさせていただきます。

    • オンプレミスのバックアップ
    • ホームディレクトリの参照
    • ビジネスクリティカルなアプリケーション

    オンプレミスのバックアップ

    Gatewayを介してAWSへデータを転送しています。すごくシンプルな構成です。

     

    ホームディレクトリの参照

    ユーザーのホームディレクトリ先がAWS CloudのFSxを見に行っています。ホームディレクトリはADと連携する必要があるので、オンプレミスのADとFSxも連携していることが分かります。

     

    ビジネスクリティカルなアプリケーション

    各アプリケーションサーバがAWS上のFSxを参照しています。低レイテンシな環境でデータを参照していることが分かります。

    まとめ

    「Amazon FSxWindows File Server」と「AWS Storage Gateway(FILE)」の概要がまとめられていてすごくわかりやすいセッションでした!オンプレミスのデータをクラウドへ移行させるケースはこれからもまだまだ増えていくと思います。AWSでは比較的低コストで様々なストレージサービスが提供されていますのでクラウドへのデータ移行をご検討いただける一つのきっかけになればと思います!

    以上、大阪オフィスの林がお送りしました!

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