【新機能】Amazon RDS for SQL Serverで最大16TBのストレージが利用可能になりました

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

はじめに

地味なアップデートも拾っていくぞのコーナーです。

Amazon RDS for SQL Serverではこれまで最大4TBのストレージが利用可能でしたが、今回最大16TBのストレージが利用可能になりました。General PurposeでもProvisioned IOPSでも使うことが出来ます。

また、今回IOPSとストレージの比率の範囲にも変更があり、10:1から50:1に増加しました。つまり、これまでは1,000GBで設定できるIOPSは1,000-10,000IOPSでした。今回の新機能によって1,000-50,000IOPSまで設定できます(が、実際にはSQL Serverの場合最大20,000IOPSなので、20,000IOPSまで設定可能です)

やってみた

AWS管理コンソールのRDS画面で、MS SQL Serverを選択します。今回はStandard Editionを選択しました。

RDS_·_AWS_Console

Production?画面ではそのまま[Next step]ボタンをクリックします。

RDS_·_AWS_Console 2

DB詳細設定画面です。[Allocated Storage]欄にカーソルを移動させると、以下のように最大16,384GBまで設定できる旨の案内が表示されます。

RDS_·_AWS_Console 3

しかしIncrementは100GB単位なので、16,384GBを設定しようとするとエラーが表示されます。

RDS_·_AWS_Console 4

16,300GBではエラーが出ません。

RDS_·_AWS_Console 6

またIOPS設定では、20,000IOPS/1,000GB=20の設定をしてもエラーが出ません。IOPSとストレージの比率の範囲が拡大されていることが分かります。

RDS_·_AWS_Console 7

さいごに

これまでは4TBという制限があった為に、巨大なデータベースであれば分割して複数のRDSインスタンスにデータを配置する必要がありましたが、今回の機能拡張により16TBという巨大なデータベースでも単一のRDS上に配置することができますし、IOPSの設定幅が広がったことでパフォーマンスを落とすことなく大規模データを取り扱うことが出来ます。