【レポート】 AWSが世界で最も高度なメディアワークフローをどのように可能にしたかを学ぶ #reinvent # CTD202
はじめに
清水です。AWS re:Invent2017にてブレイクアウトセッション「CTD202 - Learn How AWS is Enabling the World's Most Advanced Media Workflows」を聴講してきたのでレポートします。
セッションの概要は以下の通りです。
AWS provides the building blocks for modern broadcast and OTT video workflows. In this session, we show how the broad array of AWS services can be used to build world class video workflows that are resilient, cost effective, and easy to manage. Both live and file-based video workflows are highlighted, and advanced monetization techniques are discussed.
登壇者は以下のお二方です。
- Khawaja Shams - VP of Engineering, AWS Elemental
- Alex Dunlap - General Manager, AWS Elemental
レポート
AWSのMedia & Entertainmentのカスタマー
- Discovery COMMUNICATIONS
- Turner
- OOYALA
- Adobe
- BBC
- Netflix
- などなど
- メディア企業だけではない
- 企業間のコミュニケーション
- マーケティングイベント
- ゲーム
- 監視
クラウドでの動画
- AWS Elemental
- Streaming Videoインフラストラクチャのパイオニア
- 1,000以上のMedia & Entertainmentのカスタマー
- 広範囲な3rdパーティソフトウェアとの統合
AWS Media Services
- 先日発表された新サービス群
- 5つのサービスからなる
- 完全なるメディア体験
- クラウドでの放送品質のビデオインフラストラクチャ
- すでに利用可能
-
以下3つのBenefitsがある。これを軸に各サービスを紹介
- 信頼性
- 俊敏性
- フォーカス
信頼性
AWS Elemental MediaLive
テレビまたは接続されたデバイスに配信するライブ動画のエンコード
- ボタンを押すだけでライブ配信可能
- 任意の数のライブチャンネルを配信するための規模
- 放送品質のライブ動画をエンコード
AWS Elemental MediaStore
ライブおよびオンデマンドビデオ用の高性能ストレージ
- ビデオワークロードのための信頼できるストレージ
- 低い、予測可能なレイテンシ
- メディア資産の一貫性のあるURL
Amazon Prime Videoでの使用例
俊敏性
AWS Elemental MediaConvert
テレビまたは接続されたデバイスに配信するために動画ファイルを圧縮
- すぐにvideo-on-demandのワークフローを構築可能、数ヶ月ではなく
- 放送品質の動画配信
- 他のAWSサービスとの統合可能
AWS Elemental MdieaPackage
just-in-timeのフォーマット変換を使用して、デバイスが要求するコンテンツをカスタマイズおよび保護
- 1つのソースファイルから多くのデバイスに動画を配信
- アドバンスドDRM機能で価値のあるコンテンツを保護
- DVRエクスペリエンスを可能に
PAC-12 NETWORKでの使用例
フォーカス
AWS Elemental MediaTailor
インターネット動画コンテンツのパーソナライズ化と収益化
- ユニークな広告を視聴者に配信
- 放送品質の広告エクスペリエンスを提供
- 広告ビューのトラッキングを改善
FuboTVでの使用例
感想
先週の時点での事前のセッション情報から、AWSでのメディアワークフロー全体の話かなと想像していたのですが、実際は今週頭に発表された新サービス AWS Media Servicesの各機能の紹介セッションでした。レポートにはまとめ切れていませんが、途中途中で各サービスのデモも行われ、実際に会場からMediaLiveによるライブ配信も行われました。また5つのサービスの概要を整理でき、とても有意義なセッションでした。