【レポート】教育現場で使われるAmazon WorkSpacesとAmazon AppStream 2.0 #reinvent #WPS207

2017.11.28

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ご機嫌いかがでしょうか、豊崎です。

私は今、ラスベガスで開催されているre:Inventに参加しています。

引き続き、Amazon WorkSpacesとAmazon AppStream2.0のセッションを拝聴しましたので、レポートをさせていただきたいと思います。

セッション概要

WPS207 - Building On-Demand Classrooms and Labs Using Amazon WorkSpaces and Amazon AppStream 2.0

Explore how education can create equitable learning experiences in the era of bring-your-own-device and Google Chromebooks, by delivering Microsoft Windows applications to students with Amazon WorkSpaces and Amazon AppStream 2.0. We discuss how students of all ages can use design applications, business intelligence tools, technical programs, and even desktop games such as Minecraft as part of their class curriculum, and still have a unified end-user experience, regardless of the hardware they are using. We dive into the steps for setting up WorkSpaces and AppStream 2.0 within a classroom, choosing the right option for your school, connecting existing storage and identity, enabling applications for students, and managing costs.

スピーカーは以下の4名です。 ・Nathan Thomas - General Manager - Amazon WorkSpaces, AWS
・Supreeth Sheshadri - General Manager, Amazon AppStream, AWS
・Marty Sullivan - DevOps / Cloud Engineer, Cornell University
・Greg Smith - Vice President, AccelerEd

レポート

Amazon WorkSpaces

生徒が体験できること

  • 実際に利用されるapplicationの使用
  • 各種デバイスからの接続
  • 長期間のアプリとデータの維持
  • 個人とアカデミック環境の分離

教育者が体験できること

  • WorkSpacesとAppStream2.0とクラスのコンテンツを統合
  • あなたの必要とするアプリでコンテンツの作成
    • Windows native
    • Real world
  • 財務インパクトのない、実験
  • インフラとユーザ環境の問題に時間を浪費しない
  • 実際に世界的な範囲に拡大できる

管理者が体験できること

  • 学校のスケジュールと共にスケールアップおよびダウン
  • APIによって自動的な環境の作成および削除
  • 機器とコストをAWSマネジメントコンソールから管理
  • CloudWatchを使った、機器のモニタとアラーム
  • ユーザポータルからサービスを自分で作成可能になることによるサポートコスト減

WorkSpacesについて

  • 従量制であり、利用したぶんだけ課金
  • 簡単なデプロイと管理
  • セキュア
  • スケールと一貫性のあるパフォーマンス

Aloft by AccelerEd

  • 開かれた接続
    • コンピュートリソースへのアクセスは学生らの成功の主な要因である
    • テクノロジーへの挑戦が学生らの成功と意欲維持の壁となっている
    • 学生らはそれらのテクノロジーについてのサポートが必要

  • 学生を中心に考えたテクノロジー
    • ずっと利用できる
    • 開かれていること
    • どこでも利用できる
    • 簡単
    • 実現可能
    • 早い
    • 一元化
    • 軽量

  • 学生が利用する道具
    • 実際のアプリケーションで手を動かす経験が必要
    • 物理コンピュータは不要
    • 障壁を取り払う
    • テクノロジーコンポーネント
    • WorkSpacesをバックボーンに
    • webクライアント(ダウンロードおよびセットアップ不要)
    • LMSに統合
    • SSO認証(もともとは7つのアカウントとパスワードを覚えておく必要があった)

  • スケーリングについて
    • 手動で大量のWorkSpacesをデプロイすることは不可能
    • Aloft基盤はWorkSpacesと多くのAWSサービスを使う
    • 自動WorkSpaces作成
    • ユーザへアプリケーションのデプロイ
    • プログラムによるアクセスの判断
    • アプリケーションのライセンス管理
    • ユーザに対してスタッフがサポート

AWS AppStream2.0

  • AppStream2.0の効果
    • Windowsアプリをwebブラウザで利用
    • 瞬時に3Dおよび業務アプリにアクセス
    • 集約とセキュリティアプリケーションとデータ
    • ID、ストレージ、ネットワークを統合
    • 管理するためのハードウェアまたはソフトウェアが不要
    • 一貫性のあるパフォーマンスと世界規模のスケール

  • なぜ AWS AppStream2.0なのか?
    • 簡単なEUCとの統合
    • マネージドサービスであること
    • 各種デバイスからじっこが可能
    • 使ったぶんだけ課金
    • セキュアアプリケーション
    • セキュアデータ
    • フレキシブルな料金プラン
    • 素早いデプロイのための拡張性

  • 生徒と学部への効果
    • 各種デバイスの利用
    • オンラインクラスルームの実施
    • 仮想的なラボ

感想

WorkSpacesとe-learningの組み合わせがとてもマッチすることがわかりました。またWorkSpaces、AppStream2.0を実際に運用している話から数十、数百、数千の利用を考えた時に運用負荷が掛からない仕組みづくりの重要性を再認識しました。

さいごに蛇足ですが、WorkSpaces Application Managerが早く日本に展開されないかと心待ちにしております。