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[速報] RDSインスタンスの起動/停止

2017.06.01

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

渡辺です。

待望の機能「RDSインスタンスの起動/停止」がリリースされました!

  • 制限も多いようです(20:30頃、追記しました)。
  • さらに制限について追記しました(2017/6/2 8:00)

RDSインスタンスを停止してみる

AWS CLIを最新バージョンにしてからstop-db-instanceコマンドを実施します。

$ aws rds stop-db-instance --db-instance-identifier test

ステータスが「停止中(Stopping)」になりました。

RDS_Stopiing

しばらくすると、「停止中(Stopped)」になります。

RDS_Stopped

もちろん、マネジメントコンソールからも実施できます。

RDS_StopMenu

RDSインスタンスを起動してみる

先ほど停止したインスタンスをstart-db-instanceコマンドで起動します。

$ aws rds start-db-instance --db-instance-identifier test

ステータスが「開始中(Starting)」になります。

RDS_Starting

もちろん、マネジメントコンソールからも実施できます。

RDS_StartMenu

制限事項(2017.06.01 20:30追記)

  • マルチAZ構成では停止/開始は利用できません
  • リードレプリカがある場合、リードレプリカを削除しなければ停止/開始は利用できません
  • Auroraクラスタでは停止/開始は利用できません

一言で言えば、 シングルAZ構成のRDSインスタンスのみが停止/開始の対象 となるようです。 マルチAZの場合はシングルAZに変更した後停止することはできます。

本番環境などではサービス断を避けるためマルチAZにするかと思いますが、その場合は停止/起動は不要とも言えるでしょう。 検証環境や開発環境でシングルAZの場合、不要な時間帯は停止できると考えて良いと思います。 ただ、検証環境でのAuroraは停止したいですね・・・。 今後のアップデートを待ちましょう。

制限事項2(2017.06.02 8:00追記)

停止したRDSインスタンスは最大で7日間停止することができます。 7日を超えた時、自動的に起動されます。

停止時の料金(2017.06.02 8:00追記)

RDSインスタンスを停止している時に発生する料金は、割当てたストレージ・自動取得したスナップショット・手動取得したスナップショットの料金です。

まとめ

これまでRDSインスタンスを利用しない時は、スナップショットを作成してから削除するという手順が必要でした。 スナップショットから復元すれば再起動に近い操作ではあったのですが、若干面倒です。 これからは EC2インスタンスと同様に、停止/起動 を行えます。

なお、現時点で、プレスリリースはまだ行われていません(UTC11時頃リリースされました)。