Amazon EC2 Dedicated Hosts を使ってみた

アイキャッチ AWS EC2

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こんにちは、菊池です。

専用の物理サーバが割り当てられる Amazon EC2 Dedicated Hosts を使う機会がありましたのでレポートします。

Dedicated Hostsとは

Dedicated Hostsは、専用の物理サーバをプロビジョニングし、その上でEC2インスタンスを起動できるサービスです。インスタンスが稼働する物理サーバを専有・限定することで、以下のようなユースケースで利用することが可能です。

  • ライセンス条項に制限のあるソフトウェアの利用
  • コンプライアンスや規制要件

使ってみた

Dedicated Hostsを使ってみました。

EC2の[専有ホスト]からDedicated Hostsをプロビジョニングすることが可能です。[ホストの割り当て]を選択します。

dedicated-host-001

以下の項目を設定します。

  • インスタンスタイプ
  • AZ
  • インスタンスの自動配置(複数のDedicated Hostsがある場合に、ホストと紐づけられていないインスタンスを自動的に配置するか)
  • 数量

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今回は、c4.large、ap-northeast-1a、自動配置なし、1台を割り当てました。割り当てが完了すると、そのDedicated Hostsを指定してEC2インタンスを起動可能になります。

注意事項:

  • Dedicated Hostsを割り当てると、インスタンスの起動有無に関わらずDedicated Hostsを解放するまで課金が発生します。インスタンスファミリーごとの料金はこちらを確認してください。一方で、EC2インスタンスの起動による利用料は発生しません(ストレージやNW転送量などは除く)。
  • Dedicated Hostsでは最初に設定したインスタンスタイプのみが起動可能です。c4.largeで割り当てすると、同じc4タイプでも、c4.xlargeやc4.2xlargeなどは起動できません。

早速インスタンスを起動します。EC2作成時の設定で、以下を指定します。他は通常のインスタンス作成と同じですが、上記のように専有ホストで指定したインスタンスタイプしか指定できません。

  • テナンシー:専有ホスト
  • ホスト:先ほど割り当てしたホスト

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インスタンスを起動するとホストのキャパシティが消費され、[使用]の欄が1/16と表示されます。

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インスタンスのタブを表示すると、そのホストで起動しているインスタンスが確認できます。

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インスタンスを停止すればキャパシティは解放されます。以下の図では、2つのインスタンスを作成後ですが、2とも停止していますので0/16となっています。

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また、Dedicated Hostsでは、ライセンス込みのWindowsのAMIなどは起動できません。起動しようとすると、プラットフォーム/ライセンスがサポートされないとエラーになります。WindowsをBYOLで利用する場合には、VM Importでイメージを作成する必要があります。

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同様に、Dedicated Hostsで設定した以外のインスタンスタイプで起動しようとするとエラーになりました。

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Dedicated Hosts上のインスタンスは、専用ハードウェアインスタンスに変更することが可能です。一方、デフォルトテナンシーへの変更、デフォルトテナンシーからの変更はできません。

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最後にホストを解放します。

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解放すると、課金も停止されます。

dedicated-host-011

最後に

専用の物理サーバを割り当てするDedicated Hostsを試してみました。

ライセンスや規制要件に対応するためのサービスですが、物理ホスト単位での課金となりますので、少量の利用では割高になるかと思います。RIも提供されていますので、ある程度まとまった台数を使うことでコストメリットが出てくるのではないでしょうか。