【参加レポート】AWS DeepRacer リーグに参加してきました #AWSSummit

現在開催中のAWS Summit Tokyo2019にて、機械学習テクノロジーを駆使し自走するクルマのレース「AWS DeepRacer リーグ」に参加してきましたので様子をレポートします。
2019.06.13

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AWS DeepRacerリーグに初参加

本日より開催されています AWS Summit Tokyo 2019。今年の目玉の一つは、日本初となる「AWS DeepRacer リーグ」が開催されていることです。

EXPO会場の中央にコースが二つ設置され、レースのアナウンスやインタビューがまわりにも聞こえ、とても賑わっていました。

今回のAWS Summitは、DeepRacer Leagueで走らせることを楽しみにしていましたので、さっそく参加してきました。

参加の方法などの詳しいことは下記のガイドを参考にしてください。

レースまでの流れ

参加受付

会場正面にある受付に行くと、参加規約の用紙を渡されます。

参加形態として、自分で学習済みモデルを使うか、またはあらかじめ用意されているモデル(3種類)から選ぶことができます。今回はモデルを用意してきましたのでそれを使います。USBメモリも用意されているので、モデルをダウンロードしてコピーします。modelsというディレクトリを作成して、tar.gzファイルをコピーするという手順も説明されました。

今日は11:45から開始で、12:20頃に並んだのですが、すでに120分待ちとなっていました。列の長さはそんなに長くないのですが、準備も含めて一人当たり6-8分かかるので、どうしても待ち時間は長くなってしまうようです。待ち時間の最中もPCに向かってモデルを鍛えているガチな猛者もいました。

パドックで準備

列を進んで、直前になるとパドックで準備となります。スタッフが忙しそうに整備や対応に追われています。

準備はこの台の上で行います。用意したUSBメモリを車に接続すると、モデルが自動的にダウンロードされます。

そして車をキャリブレーションします。ステアリングの向きや、前後のスロットルを、車体の状態にフィットさせます。

気になる技適ですが、車体裏面を見せてもらったところ、ちゃんとtelecのマークが付いていました。

操作はタブレット(iPad)から操作します。車体にロードされているモデル名の選択、最大速度の調整(%)、そしてStart/Stopボタンが用意されています。カメラで撮影した画像も写っていますね。

いよいよ走行

コース横のPC前に移動し、エントリーネームなどを登録、参加規約に同意などにチェックを入れて準備完了です。

あとはコースに出て、レースボスの指示で走らせます。

走行中は、速度の最大値を少しづつ調整します。最初は40%くらいに設定して、様子をみながら走らせながら調整します。記録を縮めるには速度を上げたいところですが、上げすぎるとコースアウトしてしまいます。ちょうど良く曲がれる設定を探りながら走る感じです。

コースアウトすることも頻繁にあります。そのたびにトラックボスが車両を追いかけて、コースアウトした車両を逸脱した位置までもどして再開となります。タイムの計測は継続です。レース的には速度がゼロに戻りますからロスになります。

一周につきコースアウトは3回まで。それを越えるとスタートラインに戻されます。こんな感じで4分間走行を行い、ベストなラップタイムが記録となります。

トラックボスは車両を常に追いかけてレースを見守り、またコースアウトするたびにダッシュするのですから大変な役目です。どうもありがとうございます。

操作にはタブレットを使っているので、操作に夢中になるとダブルタップで、意図しない動作をしてしまいます。ゆっくりと操作をするよう注意が必要です。

リーダーボード

タイムの順位表は、会場にもディスプレイされているほか、URLで公開されています。みなさんとても良いタイムが出ていました。

まとめ

実際にDeepRacer リーグに参加した様子をお伝えしました。実際に車が自分のモデルで走る様子を見ると、なんとも言えない面白さがあります。うまくカーブを曲がればおぉぉっと感動がありますし、コースアウトしても頑張れと思ってしまいます。子供の運動会を見ているような感じでしょうか。初日はあまり良い成績が出ませんでしたが、まだ二日間あります。引き続き参戦したいと思います。

それから大事なこと!DeepRacerリーグの運営は大変な労力がかかっているのがわかりました。常に走り回っていたトラックボス、ならびに運営に携わってくれている多くのスタッフのみなさまには感謝を申し上げます。残りの日程もよろしくお願いいたします!