[レポート]AWS OutpostsでAWSをオンプレミスへ拡張しよう!#reinvent #CMP302
ご機嫌いかがでしょうか、豊崎です。
ラスベガスで開催されているre:Invent2019に参加しています。「AWS Outposts: Extend the AWS experience to on-premises environments」セッションに参加したレポートです。
概要
AWS Outpostsはオンプレミス環境にAWSを拡張します。そして、レイテンシーとローカルデータ処理の要件をサポートするためにエッジ環境と接続します。このセッションではAWS Outpostsの使い方と重要なカスタマーユースケースを学べます。
AWS Outposts extends AWS to your on-premises and connected edge environments to support applications with latency and local data processing requirements. Attend this session to learn more about how it works and about key customer use cases.
スピーカー
- Anthony Liguori - Senior Principal Engineer, Amazon Web Services
- Richard Ridolfo - Sr. Dir., Ops, Digital Health, Philips
レポート
AWS Outposts本体
- AWS OutpostsはAWSをオンプレミスに持ってくる
- M5/R5/C5ファミリーなどAWSのデータセンターと同じ設計のインフラ
- AWSのリージョンと同様の管理、監視、運用をAWSが行う
- AWSのリージョンと同様jのAPIやマネジメントコンソールを利用可能
- なぜ今なのか?
- どうしてもオンプレミスから移動できないものもある
- ニアリアルタイムなレスポンスを必要とする
- 他のオンプレミスシステムとの連携
- 大量なデータをオンプレミス側に持つ
- クラウドへ送る前に前処理が必要とする
- どうしてもオンプレミスから移動できないものもある
AWS Outpostsのサービスでは以下のことはできません
- オンプレミスのデータセンターの管理
- ブートストラップの仕組みの秘密をお伝えすること
- 大きなアイドルプールなしでのソフトウェアアップデート
Nirto
- Nitroシステムが利用でます
- VPC/EBS/インスタンスストレージ/システムコントローラー
- NItro Security チップがマザーボードに使われています
- Nitor Hypervisor
- 軽量なハイパーバイザー
- ベアメタルのようなパフォーマンス
- AWSと同じ体験ができる
- AWSと同じコントロールプレーン
- AWSと同じハードウェア
- AWSと同じソフトウェア
ネットワーク
- オンプレミスとの接続はLocal Gateway(LGW)で行う
- AWS OutpostsがRegion内の+1AZとなる
- クラウド上のAZの通信よりはレイテンシーが高くなるため設計には注意
注文について
- AWSマネジメントコンソールから
- サイトを作成
- 場所/電源/ネットワーク/耐重量
- Outpostsを選択
- CPU/Memory/EBS
- Nitro インスタンスのほとんどは利用可能
- 申し込む
- 設置を行うチームから連絡がきます
- サイトを作成
ハードウェア故障時について
- 全ての物は故障します
- ラック内のコンポーネントは冗長化されている
- AWSは新しいコンポーネントを発送し交換をスケジュールする
- 修理はAWS Outpostsの料金に含まれている
Nitro Security Key
- Nitro内の全ての保存されたデータは暗号化されている
- キーは取り外しのできる外部デバイスに含まれている
- 外部デバイスを破壊することはデータを破壊することと同じことを意味します
- キーが含まれた取り外し可能な外部デバイス
AWSサービスについて
- ECS
- クラウド側とオンプレ側でクラスタを組むことが可能
- コントロールプレーンはクラウド側
- EKS
- コントロールプレーンはクラウド側
- ワーカーノードはオンプレ側
- ローカルで実行するために最適化されたサービス
- EC2
- EBS
- ECS
- EKS
- EMR
- RDS(プレビュー)
- OutpostsのためのS3(近日公開)
- リージョナルなサービスは利用可能
感想
AWSを使っている前提があり、その拡張であることを繰り返し伝えていました。オンプレミスに閉じたいからというモチベーションではなく、超低レイテンシーの要件にどのように対応するかを考えた結果がAWS Outpostsであることを再認識しました。