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leini-droidを使おう
Androidアプリを実装する場合、通常はJavaを使用します。 しかし最近はJavaだけでなく、さまざまな言語での実装が可能になっています。 今回はClojureでAndroidアプリを実装するためのleiningenプラグイン、lein-droidを使用してみましょう。
環境構築方法
今回使用した動作環境は以下のとおりです。
- OS : MacOS X 10.9
- leiningen : 2.3.4
なお、Android SDKとleinコマンドを使える状態にしておいてください。 ※leiningenはhomebrewでインストールできます
サンプルプロジェクト作成
ホームディレクトリにある、.leinディレクトリのprofiles.cljを次のように編集しましょう。 ※なければ作成
;/path/your/home/.lein/profiles.clj
;現在の最新バージョンが0.2.0なのでそれを指定
{:user {:plugins [ [lein-droid "0.2.0"] ]}}
次に、lein droid newコマンドでプロジェクトを作成します。
%lein droid new <プロジェクト名> <パッケージ名>
生成されたプロジェクトは、すでにAndroidアプリとして実行できる環境が揃っています。 ちなみに、アプリの実装にはClojure用Androidフレームワークである「neko」が使用されています。
プロジェクトを作成したら、<プロジェクト名>/project.cljに:javac-optionsと:sdk-pathを設定しましょう。
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;;javac-optionsを追加
:javac-options ["-target" "1.6" "-source" "1.6" "-Xlint:-options"]
:android {;; Specify the path to the Android SDK directory either
;; Android SDKのパスを指定
:sdk-path "/path/your/Android SDK path"
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ビルドやapk作成はそれぞれコマンドでできるのですが、次のようにdoallを使用すれば一度にビルドから実行まで行うことができます。 アプリ実行のための端末を接続した状態で、doallコマンドを実行してみましょう。
% lein droid doall
ビルドされ、ひな形のAndroidアプリが起動しました。 lein-droidを使用するとAndroid + Clojure環境が簡単にセットアップができるので、ぜひ試してみてください。