エンジニアのコミュニケーション能力について考えてみた

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こんにちは!おおはしりきたけです。よくエンジニアには、コミュニケーション能力が必要と言われます。そもそもエンジニアに必要なコミュニケーション能力って実際どんなものなのでしょうか?今日は、エンジニアのコミュニケーションについて考えてみたいと思います。

コミュニケーションとは

コミュニケーションについて、wikipediaには以下の様に書かれています

社会生活を営む人間の間で行われる知覚・感情・思考の伝達。
(生物学)動物個体間での、身振りや音声・匂い等による情報の伝達

上記を見る限り、コミュニケーションというのは、伝達というのがキーワードのようですね。

リクエストとレスポンス

コミュニケーションをHTTPで考えてみましょう。クライアントからHTTPリクエストを送ると、正常の場合HTTPレスポンスが返却されます。コミュニケーションの第1段階では、まずは正常にレスポンスが返却されるということが大前提です。HTTPステータスコードで言えば2XX系が返却されるということです。HTTPステータスコードの種類を見てみましょう

  • 2xx Success 成功
  • 3xx Redirection リダイレクション
  • 4xx Client Error クライアントエラー
  • 5xx Server Error サーバエラー

2XXの場合はコミュニケーションの第1段階が成立しています。5xxの場合は、500 Internal Server Errorや503 Service Unavailableというステータスコードが返ってくることことが多いです。この場合は、コミュニケーション能力がないと断定して良いと思います。勘違いしがちなのが3XXや4XXのエラーの場合です。こちらは、伝えている側の問題です。よくありがちなのが、リクエストが間違っているのに相手にコミュニケーション能力がないと断定してしまう人がいますが、まずは自分のリクエストが正しいかどうかを確認しましょう。そのリクエスト400 Bad Requestじゃありませんか?

必要な値は何?

さて、通信が成功しただけではコミュニケーションが完了したとは言えません。必要なのは相手に伝わるかということです。

{
	 礼儀:正しい
	 声:ハッキリ
	 伝え方:分かりやすい
	 回答:あり
	 付帯情報:あり
}

上記は、円滑なコミュニケーションのレスポンスの値になります。はたして、これが全てできるエンジニアというのはどのくらいいるのでしょうか。この中で本当に必要な値は回答になります。次は以下を御覧ください

Aさん
{
	 礼儀:正しい
	 声:ハッキリ
	 伝え方:分かりやすい
	 回答:
	 付帯情報:あり
}
Bさん
{
	 礼儀:礼儀?しらねーよそんなもん
	 声:ボソボソ
	 伝え方:単刀直入
	 回答:あり
}

AさんとBさんどちらがコミュニケーションをとれていることになりますか?上記でも説明しましたが、必要なのは回答です。Bさんはぶっきらぼうながらしっかりと回答に値が入っています。コミュニケーション能力と言うと、礼儀や声の大きさ、伝え方を見がちになってしまいます。エンジニアのコミュニケーション能力における礼儀や伝え方というのは、あんなの飾りです 偉い人にはそれがわからんのですよ。ということで、あくまでもあればなお良いということをわかっていただけたと思います。

最後に

エンジニアに必要なコミュニケーション能力というのは、「相手が求めていることは何か」という正しいリクエストを送る、「相手の言っていることは何か」の正しいレスポンスを返すということだと私は思っています。クラスメソッドではHTTPステータスコード 200 OKを返却してくれるコミュニケーション能力のあるエンジニアを募集しております。礼儀やビジネスマナーには自身がないけど、人一倍コードには自身があるというエンジニアの方がいらっしゃいましたら。こちらまでご応募ください。