SoundflowerとLadioCast, QuickTimePlayerを使ってMeetの画面を録画する

2020.09.24

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こんにちは、CX事業本部の夏目です。

新型コロナによるテレワーク支援のG Suit Enterprizeプラン使用が9月末までということで、10月以降Meetの画面を録画できなくなってしまいます。
(Enterprizeプランなら録画できるが、弊社Businessプラン)

ということで、Meetの画面を録画するにはどうしたらいいだろうかと検証したので、手順を共有します。

参考にしたブログ

色々試した結果、このブログとやってることはそんなに(ほぼ?)かわりません。

使用するソフトウェア

  • QuickTimePlayer: Mac標準。画面の収録に使用する。
  • LadioCast: 仮想ミキサー。App Storeで無料インストールできる。
  • Soundflower: 仮想オーディオデバイス。開発は終了してるけど、Catalinaには対応してる。Big Surでも使えるか/対応してくれるかは不明。 Release

今回はMacでの収録を想定しています。
Windowsの人はごめんなさい。

また、ソフトウェアのインストール手順についてはここには書きません。
各ソフトウェアの説明にしたがってインストールしてください。
ごめんなさい。

やってみる

1. MacのAudio出力を Soundflower (2ch)に変更

システム環境設定 -> サウンド -> 出力

注意 Meetの場合は音声の出力先を直接していできないのでMacのOSレベルでSoundflower (2ch)にしていますが、Zoomなどスピーカーを直接指定することができるアプリの場合にはアプリで出力先をSoundflwer (2ch)にしても構いません。

2. LadioCastで音声のミキシング

LadioCastで音声のミキシングをします。

  • 入力1
    • Soundflower (2ch)
    • メインAux 1を赤に
  • 入力2
    • 使っているマイクを指定 (自分はRubix24)
    • メインを赤に
  • 出力メイン
    • Soundflower (64ch)
  • 出力 Aux 1
    • 実際に音声を聴いているデバイス (自分は内蔵出力)

LadioCastの入力では、赤で指定した先に音声を出力します。
そのため、画面収録の際の音声として使いたい Soundflower (64ch)をメイン出力とし入力 1と入力 2の両方の音声を向けています。

Meetの録画なので参加している自分自身も音声を聞きたいため、出力 Aux 1に自分が聴いているデバイスを指定し、Meetの音声を通しているSoundflower (2ch)の音を聴けるようにしています。

3. Meetの設定画面で自分のマイクを設定する

Meetで使用する音声をLadioCastで指定したマイクと同じにします。
(そうしないとMeetの相手には聞こえてないことになる)

(Meetの部屋に入る前での設定方法)

(Meetの部屋に入った後での設定方法)

4. QuickTimePlayerのマイクにSoundflower (64ch)を設定して収録を開始する

Finder -> アプリケーション -> QuickTime Player.appでQuickTime Playerを起動する。
開くファイルを訊かれるのでキャンセルして窓を閉じる。
左上の ファイル -> 新規画面収録画面収録の画面を出す。

オプションをクリックし、マイクとしてSoundflower (64ch)を選択する。
(このあたりの画面はOS標準のスクショの機能と競合するのか、スクショがとれなかったのでiPhoneXで撮影した)

Meetの画面だけが写っていればいいので、オプションのスグ左の 選択部分を収録をクリック。
Meetの画面が入るように枠を調整する。

枠を調整したら、右端の収録をクリックし、収録を開始する。

5. 収録の終了

右上のアイコンの停止ボタンを押すか、タッチバーの停止ボタンを押せば収録が終了する。

後はデスクトップに画面収録 yyyy-mm-dd hh.MM.ss.movというファイル名で保存される。

注意点

選択範囲を収録しているだけなのでブラウザの位置を動かすと見切れる。

今回の収録では選択範囲を収録しているので、その範囲内からずらせば見切れてしまう。

また、Mission ControlやLaunchpadを使った場合も写り込んでしまう。

72分の録画ファイルの容量が2GB

これは一度試したときの実績ではあるが、72分の収録で2GBの容量になった。
収録している内容にもよるとは思うが、収録前には十分な容量を予め確保しておこう。

まとめ

以上、Meetの画面収録方法でした。
社内でもMeetの録画をよく使っていたので、10月以降はこんな感じで頑張って録画することになるんだろうなぁ。