Amazon Glacier改めAmazon S3 Glacierがより利用しやすくなりました #reinvent

2018.11.27

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Amazon GlacierがAmazon S3の一部となりGlacierの機能が利用しやすくなりました!!

このアップデートにより以下が可能となりました。

  • S3APIを利用したGlacierへのファイルアップロード
  • Glacierへのクロスリージョンレプリケーション
  • Glacier復元通知の受け取り
  • S3 Restore Speed Upgradeによるより速いリストア

いくつかできるようになったことはありますが、利用頻度の高そうなS3APIを利用したGlacierへのファイルアップロードGlacierへのクロスリージョンレプリケーションを試してみようと思います!

やってみた

S3APIを利用したGlacierへのファイルアップロード

まずはS3バケットを作成します。

$ aws s3 mb s3://YOUR-BUCKET

make_bucket: YOUR-BUCKET

次にs3apiを使ってGlacierにファイルをアップロードしてみます。storage-classGLACIERをそのまま指定することができるようになっています。

$ aws s3api put-object \
--bucket YOUR-BUCKET \
--key storage-class/foo \
--body UPLOAD-FILE \
--storage-class GLACIER

対象のファイルがS3にストレージクラスGlacierとしてアップロードされていることが確認できます。

もちろんGlacierとしてアップロードされているのでそのままの状態でダウンロードすることはできません。

Glacierへのクロスリージョンレプリケーション

次にGlacierへのクロスリージョンレプリケーションを試してみます。まず、レプリケーション元のS3(東京リージョン)とレプリケーション先のS3(バージニア)をそれぞれ作成します。

$ aws s3 mb s3://TOKYO-YOUR-BUCKET

make_bucket: TOKYO-YOUR-BUCKET

$ aws s3 mb s3://US-EAST-YOUR-BUCKET --region us-east-1

make_bucket: US-EAST-YOUR-BUCKET

GUIでレプリケーション元のS3を選択しレプリケーション設定を追加します。

レプリケーション元のバケットに対しバージョニング設定を追加します。

レプリケーション対象のコンテンツを選択します。

レプリケーション先のバケットを選択します。

レプリケーション先のバケットに対してもバージョニング設定を追加します。

レプリケーション先のオブジェクトに対しストレージクラスが選択できます。今回のアップデートでGLACIERが選択可能になっています。

IAMロール、ルール名を入力後、登録内容を確認します。

Glacierへのクロスリージョンレプリケーションが簡単に設定できました!!

まとめ

GlacierがAmazon S3の一部となったことでより使いやすくなったように感じます。S3のコストにお悩みの方はこれを機会にGlacierを導入してみてはいかがでしょうか。