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2ヶ月でマイナス10kg!!Scrumでダイエットに成功した話

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こんにちは!おおはしりきたけです。今回はScrumでダイエットに成功した話を書かせていただきます!

はじめに

私は今35歳です。30超えてからブクブク太りだし、ダイエットしても途中で挫折することが多く半ば諦めていました。。。しかし、うちのお年頃の8歳の娘が一言「そんなに太っているお父さんとプール行くのいや!」と言ってきたので、毎年のプールを楽しみにしていた私は、このままではいけない思いダイエットに再度挑戦することにしました。ただ、今までと同じことをやっても続かないというのは分かっていたので、色々な方法を模索しているうちに、Scrumがダイエットに活かせるのではないか?と思いさっそく初めてみました。これは、私が2か月間で約10kgのダイエットに成功した話になります。

追記

身長が無いと評価しにくいと思いますので、追記します。私の身長は182cmです。80kgでも太っているようには見えないんですが、エグザイルのような体形が当たり前だと思っている年頃の娘には、私は、太っているという感覚みたいです。25歳の時は64kgだった(この頃はガリガリ)ので、10年で16kg太っていました。10kg減って丁度良い体系になりました。

まずは計画を立てる

やみくもにダイエットをしても成功しません。「痩せよう」というあいまいな目標ではゴールの設定はできません。誰が、何時までに、どのようにして目的を達成するのか計画する必要があります。スクラムチームで分けた場合、以下のようになります。

  • プロダクトオーナー:脳
  • 開発チーム:手、足、筋肉、内臓
  • スクラムマスター:心

全てが私になりますが、Scrumチームとして考えたら、上記のように分ける事ができます。今振り返ってみると、序盤に開発チームに相当な負荷をかけてしまいましたが、スクラムマスターの活躍が無かったら、達成することができなかったと思います。

スプリントで何をするか

太る原因は単純で、摂取カロリー>消費カロリーの場合太っていきます。これしかないです。その為、やせるには消費カロリー>摂取カロリーを続けていれば痩せます。そこで今までの食事(摂取カロリー)を洗い出したところ、以下のようになりました。

  • 朝食
    • ジャムマーガリンのコッペパン(540kcal)
    • 缶コーヒー(30kcal)
    • ワッパーチーズ(750kcal)
    • ホットチキンサンド(480kcal)
    • コーラ(200kcal)
  • おやつ
    • ジャイアントコーン(260kcal)
    • ビスコ(400kcal)
    • 缶コーヒー(30kcal)
  • 夕飯1
    • ラーメン(800kcal)
  • 夕飯2
    • ご飯(400kcal)
    • お味噌汁(30kcal)
    • から揚げ(600kcal)
    • 煮物(200kcal)
    • 惣菜(150kcal)
    • 冷奴(80kcal)
    • ビール(140kcal)
  • 夜食
    • チョコパイ(80kcal)

これは多い日ですが、他の日もあまり食べる量は変わりませんでした。合計すると何と!5170kcal!!アスリートじゃない限り痩せないです。。。成人男子の摂取カロリーの目安は1800kcal~2200kcalです。3000kcalのオーバーです。。。ということで、まずは、摂取カロリーを減らす事に重点を置き、計画を立てました。5月、6月の基本の食事は以下になりました。

  • 朝食
    • ウーロン茶 or 水(0kcal)
    • うどんとれんこん天(400kcal)
    • ウーロン茶 or 水(0kcal)
  • おやつ
    • ウーロン茶 or 水(0kcal)
  • 夕飯
    • 冷奴(80kcal)
    • もずく酢(30kcal)
    • おかず(250kcal)
    • ウーロン茶 or 水(0kcal)

これをベースとしましたが、減らしすぎても身体に悪いため、週2回は以前の食事を控え、おやつとラーメンは我慢して、ある程度普通に食べて1日1500kcalくらいにするようにしていました。ここまではただのダイエット計画ですが、ここからScrumを利用してダイエットを開始します。

Scrum

プロダクトバックログ

ダイエットは、プラスではなくマイナスで考える必要があります。太った理由というのは、必ずありますので、それらを改善することにより必ず体重を減らすことができます。今回の計画では食事に大問題があるということが発覚したので、食事の制限をしダイエットをすると決めましたので、以下のプロダクトバックログを作りました。

  1. 朝食は食べない
  2. 昼食はうどんにする
  3. オフィスグリコは我慢
  4. 夕食1のラーメンは我慢
  5. 夕食は豆腐ともずく酢とおかず
  6. 夜食のおやつは我慢

この中で特に優先度が高いのが2,4、6になります。

スプリントバックログ

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日々の作業をこなしていくため、スプリントバックログを登録し作業を進めていきます。ここで役に立ったのが、Trelloというツールです。Trelloについての説明は、弊社の深澤がこちらに記事を書いているので、読んでみてください。日々のスプリントバックログを管理するため、Trelloにタスクを入れていきます。

デイリースクラム(朝会)

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Trelloは、スマホアプリでも利用できるため、デイリースクラムは通勤電車で可能です。昨日やったこと、今日やること、障害になっている事を把握します。黄色いラベルが我慢系、通常の食事は赤いラベル、その他運動などは緑のラベルにし、優先度を黄>赤>緑にしました。ほぼ毎日同じタスクなのですが、タスクをDoneにするのが、クセになってきます。

スプリントレビュー

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Scrumではスプリントは2~4週間ということですが、今回は、2週間のスプリントにし、スプリントバックログをこなし、スプリントレビューで成果物(私の体重)の確認、開発チーム間での議論、次のスプリント計画などを行いました。成果物の確認の方法として、適宜体重をWithings Health Mateというアプリで管理していました。以前のダイエットでは、体重以外に体脂肪、腹回りなど、細かい管理を日々行っていましたが、これが結構負担になります。計測、記録という管理作業につかれてしまうので、今回は割り切って体重を気が向いたときに計測し、このアプリで記録する方法にしました。これにより、今までやっていた負担だった作業が非常に楽になり、本来のダイエットに集中できました!

こちらは、Withings Health Mateでの体重の推移になります。上下はしているものの比較的平均的に体重が落ちている事が分かると思います。

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  • スプリント0回目:80.4kg
  • スプリント1回目:75.0kg(-5.4kg)
  • スプリント2回目:73.6kg(-1.4kg)
  • スプリント3回目:72.4kg(-1.2kg)
  • スプリント4回目:70.5kg(-1.9kg)

スプリント1回目は、いきなり食べる量を減らしたので、お腹の中にあった無駄なものも減り、一気に体重が減りました。2回目以降のスプリントも比較的平均的に体重が落ちている事が分かると思います。

スプリントレトロスペクティブ(ふりかえり)

スプリント1回目では、食べる量を一気に減らしたため、開発メンバー(特に内臓)が相当疲弊してしまいました。空腹の為、相当ストレスもたまりました。今まで、ストレスがたまり、反動で食べてしまい結果リバウンドしてしまうということを繰り返していた私ですが、このつらい時期に情熱太陸で東進ハイスクールの林修先生がこんなことを言っていました。「ストレスはノーカロリー」この言葉にハッ!っとさせられた私(スクラムマスター)は開発メンバーに意識の改善を求め、その後、空腹を受け入れる事が出来るようになり、スプリント3回目以降は、相当余裕も出てきて、スプリントバックログには運動という項目も増えました。

運動という慢心

私は、フットサルやランニングなど体を動かすことが好きです。しかし、適度な運動というのは、食欲を増やします。以前は週3ぐらいで皇居を走っていたこともありますが、皇居を2週(10km)した後に、毎回ラーメンとビールという流れなので、結果として体重が減ることもありませんでした。そこで、スプリント2回目までは、運動は全くしないという計画をたて、徹底的に食事制限を行いました。スプリント3回目になると先ほども書いた通り、カロリーコントロールができるようになり、空腹にも慣れてきました。そこで、やはり運動をしたくなるんですが、食欲が増えてしまうということは分かっていたので、適度な運動ではなく、過度な運動をするようにしました。学生の頃に運動部だった方は分かると思いますが、部活のような運動をすると、食欲がわきません。ですので、運動するときは徹底的にやりました。

サーキットトレーニング

ランニング以外に、何か良い運動無いかなと捜していたところ、その頃はてブで「1日たったの7分間! 最新の研究で実証された高効率エクササイズ」の記事がホッテントリに入っており、試してみることにしました。

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このトレーニング1回7分で完了するんですが、3セットを真面目にやると相当きついです。トレーニングをやるときは、以下のアプリを使っていました。

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ルーチンタイマーというアプリです。このサーキットトレーニングは、12種類の運動を、それぞれ30秒間行い、10秒間休憩するというのを繰り返します。このアプリはルーチンワークを順番に実行していくアプリで、今何のトレーニングをする時間なのかを登録していき、タスクが順番に実行されていきます。サーキットトレーニング以外にも、ルーチンワークをこなすときにも使えます。

画面はこのようになっており、タスクの消化もバーの部分が減っていくので分かりやすいです。

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まとめ

2ヶ月で約10kg減ったということで、結果として大成功だったと思います。簡単なダイエットというのはありません。「絶対に痩せるんだ」という強い意志を持っていないとダイエットはまず成功しません。ただ、誰もが最初は絶対に痩せるんだという意思を持っていると思います。しかし、色々な理由があり続かないという方も多いと思います。実際私も何度も失敗していました。しかし、娘の辛辣な言葉をきっかけに再度チャレンジをしようと思い、Scrumでダイエットしたらうまく行くのでは?と思い実践してみました。やはりダイエットなので、つらい時期もありましたが、継続的に続けていくことができたのはScrumのおかげなんだと思います。また、スマホアプリもポイントです。それぞれ軽く使えるアプリで、かつスマホといういつでも使える点が、今回の成功要因だと思います。ということで、この夏も娘とプールに行ってきます!!!