[iOS 8]プロトタイピングサービス「Prott」がとてもイケてる件

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こんにちは山本です。

プロトタイプ作成を支援するツールやサービスは様々ありますが、グッドパッチさんが提供されているモバイルアプリ向けのプロトタイピングサービス「Prott」に実際に触れてみたところ、2秒で心を鷲掴みにされました。

そんなイケてる「Prott」さんのイケてるポイントを今回ご紹介したいと思います。

Prottがイケてるポイント

UIがめちゃくちゃわかりやすい

さすがはグッドパッチさんです。玄関に入った瞬間から漂うおもてなし感。
ヘルプページも用意されていますが、初見でも一度もお世話になることなく初めてのプロトタイプを完成させることができます。

現場を知り尽くして且つ無駄のない機能群

プロトタイプを誰でも簡単に作れちゃうよ。というところも素晴らしいのですが、グループで役割を分けた共同作業が出来たり、成果物をすぐにシェアすることが出来たりと、作成 -> 配布 -> 確認 -> 修正といった一連のワークフローを、シームレスに回すための工夫が随所にちりばめられている部分に、ただならぬこだわりを感じます。

まだそのビジョンが完結していないこと

今年4月に公開されたProttは現在はまだオープンベータ版で、10月にはiOSアプリがリリースされることが公式にアナウンスされています。このiOSアプリが出揃うことで、Prottが持つ「本当の力」が引き出されるはずだ!と筆者は勝手な期待を持っています。

神速プロトタイピングの可能性

これまで10年あまり様々なアプリケーションのUI開発や改善案件に携わってきましたが、情報設計におけるリアルな現場でのベストプラクティスは未だに模索し続けています。その辺りの詳しい話はまた機会があればお伝えしたいなと思いますが、そんな中、Prottには大きな可能性を感じました。

特にiOSアプリがリリースされた後には、現場のワークフローと生産性に大きな変化をもたらすかもしれません。
例えば次のようなシーンで・・

顧客と打合せ中に神速プロトタイピング

「本日頂いたフィードバックは後日資料に反映し・・」というやり取りは過去のものになりそうです。
ミーティングで出たフィードバックやアイデアはその場で図案に描き起こし、プロトタイプへ即反映・即確認する。
プロトタイプのシェアはURLを送るだけよいため、Skypeなどでのテレカンでも十分に活用出来ると思います。
これからはスケッチブックと2Bの鉛筆、Prottさえあれば意思決定の時間をかなり短縮できるかもしれません。

昼下がりの公園で神速プロトタイピング

人は少しリラックスしている時の方が、ひらめきを得やすいと言います。
かのスティーブ・ジョブズ氏も、ミーティングは散歩をしながらおこなった・・という逸話も(本当でしょうか)
ひらめきをその時にカタチできるので、オフィスに篭って悶々と思考を巡らす・・という状況は少なくなるかもしれません。
アイデアで煮詰まったら公園に出かけよう。そうProttを持って。

ただ要件は頭に突っ込んでおかないと、ただのお散歩になってしまうのでここは注意しましょう。

片っ端から神速プロトタイピング

プロトタイピングのコストが下がるということは、同時にアイデアを捨てやすくなります。
ワイアーフレームを紙に起こして、遷移や振る舞いを記述し、さらに顧客や実装者へ口頭で説明、レビューと修正を何度も繰り返す。
実装も順調に進み、やがてアプリに命が吹き込まれたその時・・

顧客:「想像していたのとなんか違う」
開発:「えっ」
営業:「はい、仰る通りです」
顧客:「えっ」

いやこわいですね。この先の物語が気になります。
今のはさすがに極端な例ですが、身に覚えがあるエンジニアやデザイナーの方もいるのではないかと思います。

「でもそのためのプロトタイピングだし、まぁやり直せばいいじゃない?」と思われる方もいるかもしれませんが、大抵のプロジェクトは本番リリースまでを視野に、最小限の予算と期間を定めて動いていることが多いため、大きな手戻りは現実的な選択肢からは外れます。

駄目だったら壊せばいい。このライトさが世界を少し幸せにするかもしれません。

まとめ

ここまで読んで頂いて、有り難う御座います。
今回はProttについて個人的に感じた事などを勝って気ままに書かせて頂きました。
iOS 8全然関係ないじゃんよ、って思われた方、私も思っているので大丈夫です。

「プロトタイピングってこんな感じでやるんだ」
「エンジニア・デザイナじゃない自分にも出来そうだな」
「ちょっとProttを使ってみようかな」
「山本さんと一緒に飲んでみたいな」

って、多少なり思ってくれたら筆者としては嬉しいです。

最後に

山本はグッドパッチさんから何かいけないものをもらっているじゃ・・という疑惑を自分でも浮かべてしまうぐらいProttを誉めちぎっていますが、最後に細かな点も話しておくと、「画面内でのインタラクションのニュアンスをどうやって伝えるのか?」 ですとか、もっと細かく「このドロワーをスライドさせるエフェクトは何msのデュレーションで実装するんかい?」とか「このボタンやフォントのサイズって何ピク?」とかとか、Prottでは伝えられないことはあるので、そこは運用でカバー(実装を依頼するに当たってはデザイン指示書を別途用意など)する必要があると思います。この辺は現場やプロジェクトに合わせて工夫すると良いかもしれません。

新鮮なアイデアを新鮮なうちにカタチに出来る「Prott」、今後の動きに注目です。

おしまい