[Android] 今すぐAndroidアプリの状態を確認しよう
まえがき
2016年7月にデベロッパーポリシーが変更されたことを覚えているでしょうか?
2016 年 7 月: 以下に概要を示す更新を行いました。 最新情報とその他のリソース - Developer Policy Center
半年ぐらいたつので、そろそろ違反しているアプリの掃討が始まる予感があります。
違反していると、アプリがバンされる場合があります。必ず一度、違反のメールが来ていないか、Play Developer Consoleのアラートに警告が来ていないか確認しましょう
結構大きめの変更がされているので、一度チェックされることをおすすめします。 チェックのタイミングがまちまちなので、定期的にメールやPlay Consoleのアラートを確認しましょう。
特にチェックしてほしい人
- ポリシー変更前、2016年7月以前にアプリを公開している
- 広告のSDKを入れている
- 広告によっては、強いパーミッションを使っている場合がある
- カメラ、ストレージ、センサー、カレンダー、位置情報を使っている人
- プライバシーポリシーと無縁と思っている人
変更で影響の大きいもの
特にこの中で大きい変更は、プライバシーとセキュリティーの項です。
プライバシーとセキュリティに関するポリシーを明確にし、プライバシーポリシーの掲載がいつどこで必要になるかについてデベロッパーが正しく判断できるようにしました。
個人情報や機密情報 | ユーザーデータ | プライバシーとセキュリティ - Developer Policy Centerで詳細を確認すると
ユーザーの個人情報や機密情報(個人識別情報、財務情報、支払い情報、認証情報、電話帳や連絡先のデータ、マイクやカメラのセンサーデータ、端末の機密情報など)を扱うアプリは、以下の要件を満たす必要があります。
ここでいう機密情報とは、個人の見解ですが、Dangerous Permissions を使用しているアプリだと考えています。
Dangerous Permissionsの一覧 | Android Developers
カメラ、ストレージ、センサー、カレンダー、位置情報も対象ですので、ツール系アプリだから関係ないっと思っていると危ないです。
対応
プライバシー ポリシーを Play Developer Console の所定の欄から送信し、また Play で配信するアプリ本体にも掲載すること。
最新の暗号手法を使用して(HTTPS 経由などで)転送するなど、ユーザーデータを安全に扱うこと。
「プライバシー ポリシーを Play Developer Console の所定の欄から送信」に関しては、すでにPlay Developer Consoleで、Dangerous Permissionsを使用しているアプリを登録/変更する場合には、必須となっています。
プライバシーポリシーがない場合、何もできないようになっています。
アプリ内でプライバシーポリシーが表示できるかのチェックは、自動ではないため、抜き打ちチェックのようにされる可能性があるので注意が必要です。
チェックを少し楽にする
Play Developer Consoleで通知の設定をしておきましょう! ただし、経験上同じ理由で警告がある場合は1通だけしか来ないので、 来たときには他のアプリで同じ問題が発生しないかチェック、Play Developer Consoleでアプリの状態を確認しましょう。
まとめ
備えよう。
- デベロッパーポリシーの全文の確認
- Play Developer Consoleとメールでアプリの警告がないか確認