[iOS][OS X] 「Network Link Conditioner」を使って iOS 端末または Mac の通信速度をシミュレートする

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はじめに

こんにちは。モバイルアプリサービス部の平屋です。

本記事では「Network Link Conditioner」の使用方法を紹介します。このツールを使えば iOS 端末や Mac の通信速度を遅くしたり、通信が繋がらない状況を試したりすることができます。

環境

  • OS X El Capitan 10.11.4
  • Xcode 7.3.1
  • iPhone 5s iOS 9.3.1

iOS 実機の場合

開発用デバイスであれば、「設定アプリ」に「デベロッパ」項目があるのでこれを選択します。

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「NETWORK LINK CONDITIONER」セクションの「Status」セルを選択します。

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テーブルの1つ目のセクションの「Enable」セルのスイッチで、回線速度のシミュレーションの有効/無効を切り替えられます。2 つ目のセクション内の任意のセルをタップすると、シミュレーションで使用するプロファイルを選択できます。以下の画像では、「100% Loss」というプロファイルが有効になってます。

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一番下のセクションの「Add a profile...」をタップすると、プロファイルを追加できます。

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各プロファイルのセルの右端のインフォボタンをタップすると、選択したプロファイルの詳細を確認できます。

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詳細画面の一番下の「Duplicate Profile...」ボタンをタップすると、プロファイルを複製できます。

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新規追加または複製したプロファイルの各項目の数値は自由に編集できます。

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「3G」プロファイル (bandwidth = 780 Kbps) を選択した場合の通信速度は以下のようになりました。

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iOS シミュレータ/Mac の場合

iOS シミュレータの場合「設定アプリ」の「デベロッパ」の中に「NETWORK LINK CONDITIONER」セクションはありません。また Mac の場合も「Network Link Conditioner」は標準で入ってません。

Mac に「Network Link Conditioner」を入れれば、Mac 上の iOS シミュレータやブラウザで iOS 実機と同様のことを試すことができます。

Network Link Conditioner を入れる

Developer Tool のダウンロードページを開きます。Xcode のメニューから開くこともできます。

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デベロッパーアカウントでログインします。

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「Network Link Conditioner」は「Hardware IO Tools for Xcode x.x」に入ってます。

今回は「Hardware IO Tools for Xcode 7.3」をダウンロードします。

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ダウンロードした .dmg ファイルをダブルクリックし、その中の「Network Link Conditioner.prefPane」をダブルクリックします。

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Mac の設定によっては、以下のようなダイアログが表示されるので、「システム環境設定」の「セキュリティとプライバシー」を開いて、インストールできるようにします。

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インストールが終わると「システム環境設定」のトップ画面に「Network Link Conditioner」が追加されているのを確認できます。

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機能は iOS 版と同様です。

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Profile 項目のプルダウンをクリックすると、プロファイルを選択できます。

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右下の「Manage Profiles...」をクリックすると各プロファイルの複製やプロファイルの新規追加を行うことができます。

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動作結果

「3G」プロファイル (bandwidth = 780 Kbps) を選択した場合の、シミュレータの Safari の通信速度は以下のようになりました。

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Mac のブラウザの通信速度も同様の値になりました。

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まとめ

本記事では「Network Link Conditioner」を使って通信速度をシミュレートする方法を紹介しました。アプリの動作をテストする時などに役に立ててみてください!

参考