[iOS] Bitriseを導入する手順について

2018.12.20

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はじめに

こんにちは。モバイルアプリサービス部の平屋です。

前回の記事「fastlaneを導入する手順について」に引き続き、iOSアプリの配布に関する手順を紹介します。

本記事では、前回の記事で作成したレーンをBitrise(CI/CDサービス)上で動作させるための手順を紹介します。

検証環境

目次

前提条件

  • リポジトリはGithubのPrivateリポジトリを使用する
  • リポジトリ設定はマニュアルで行い、SSHで接続する
  • iOSアプリ配布用の証明書/プロファイルはBitriseにアップする

アカウントを作成する

以下のページでBitriseのアカウントを作成します。

アカウントの作成方法は以下の4つから選べます。

  • Email
  • GitHub
  • GitLab
  • Bitbucket

アプリを追加する

「Add your first app」(または、右上の+ボタン > Add app)をクリックします。

「Create new App」ページが開くので、順に選択/入力していきます。

CHOOSE ACCOUNT

SET PRIVACY OF THE APP

  • PrivateまたはPublicを選択する(今回はPrivateを選択)
  • 「Next」をクリックする

Connect your repository

Before choosing a repository you have to give Bitrise access rights to your source code provider.

  • 「Other/Manual」をクリックする
  • 「Git repository (clone) URL」の下にGitリポジトリのURL(SSH)を入力する
  • 「Next」をクリックする

Setup repository access

Specify how Bitrise will be able to access the source code.

Do you need to use an additional private repository?

  • 「I need to」をクリックする
  • 「COPY TO CLIPBOARD」をクリックする
  • 「GITHUB SETTINGS」をクリックする
  • GitHubの「SSH and GPG keys」ページが開くので、「New SSH Key」をクリックする
    • Titleに適当なタイトル(例: Bitrise)を入力し、Keyにコピーしたキーを貼り付ける
    • 「Add SSH key」をクリックする
  • Bitriseの「Create new App」ページに戻る
  • 「I've added the SSH Key」をクリックする

Choose branch

It should include the configuration of your project as Bitrise will configure the app based on that.

  • ブランチ名(例: master)を入力し、「Next」をクリックする

Validating repository

Bitrise will run a validation with your repository and configuration

  • リポジトリのバリデーションが行われる
  • 完了すると、次の「Project build configuration」に進む

Project build configuration

Below you can setup your build configuration from the options we detected in your repository

  • fastlaneをクリックする
  • 使用するlaneを選択する
  • 「Confirm」をクリックする

Webhook setup

Webhook registration skipped, you can register a webhook manually later on the app's Code tab.

  • ページ右上の「FINISH」をクリックする

ビルドを確認する

アプリの追加が終わると、自動でビルドが始まります。

作成したアプリをクリックします。

アプリのページが表示され、ビルド中であることを確認できます。

進行中のビルドをクリックします。

ビルドのページが表示されます。

現時点では証明書の設定などが未完了であり、ipaファイルの作成ができません。「Abort」をクリックしてビルドを止めます。

証明書/プロファイルを追加する

アプリのページを表示します。

「Workflow」をクリックしてWorkflow Editorを開きます。

「Code Signing」をクリックします。

「Code Signing」ページが表示されるので、以下の操作を行います。

  • PROVISIONING PROFILEセクションにプロファイルをドラッグしてアップロードする
  • CODE SIGNING IDENTITYセクションにp12ファイルをドラッグしてアップロードする

証明書/プロファイルが追加されました。

再ビルドする

アプリのページに戻り「Start/Schedule a Build」をクリックします。

ダイアログが表示されるので「Start Build」をクリックします。

ビルドが始まります。

ビルドが完了します。

前回と同様に、Fabric Betaへのアップロードまで完了後に、処理完了メッセージがSlackに投稿されます。

さいごに

本記事では、fastlaneのレーンをBitrise(CI/CDサービス)上で動作させるための手順を紹介しました。

これからiOSアプリのCI/CDをはじめる方の参考になれば幸いです。

参考資料